『教場』 長岡弘樹著
俺の活字界にまた新手のキャラが侵入してきましたッ!
紹介します。警察学校で教鞭をとってらっしゃいます風間公親(かざま きみちか)さんです。
パチパチパチ・・・・・・
いやぁ〜渋い。「ジョーカー・ゲームシリーズ」の結城中佐をやや薄めた感じかな。
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渋いオッサンキャラ大好きッ!!
格好良いわぁ〜〜俺もこんな感じで年を重ねたい。
修羅場をくぐってきた男の凄みと内に秘める優しさね。
俺はというと、、、
まぁ、凄みは無いわな。修羅場くぐってねぇもん。楽な方楽な方に、テレンコ人生歩んで来ましたんで。
優しさねぇ〜〜
俺も含め今じゃ殆どの人がベタ付いた甘ったるさでしか表現出来てねぇんじゃねぇの?
俺も新入社員なんかを指導する時あるけど、絶対に厳しくは教えないもんね。
だって嫌われたくねぇもん。
早く一人前にとか、現場に出た時困らない様にとかじゃなくて、如何に今にこの時間を楽しく共有するかに重点を置いてるんで。
教え子の為に厳しく指導するなんてのは、昭和の遺物になりつつあるんじゃないんでしょうか。
っつーわけで、警察学校のお話。
警察小説の新ジャンルを開拓ッ!ってんで、帯で煽りまくってハードル上げ過ぎでしょって感じで読み始めたんですが、中々どうして面白い。
勿論小説なんでね、盛ってるんでしょうけど、こんなトコなんですか?警察学校って??
怖ぇ〜〜エグ過ぎんでしょ。
「密閉された空間での集団生活」
俺が一番苦手な事じゃねぇーかw
風間教官の愛の鞭なら俺もなんとか耐えられるかもしれんが、理不尽なシゴキと苛めの嵐は絶対無理っス。
フィクションね、フィクション。
でもなぁ〜、多少大袈裟に書いてるけどこういう事も実際あんでしょと読者を納得させるリアリティは十分。
怖ぇ〜〜エグ過ぎ。
歪んだ環境下で、夢や希望、純粋な正義感が潰されていく様を見せつけられるのは、例えフィクション?とはいえ辛い。
帯にもあったけど、この過酷な環境を生き抜いて見事任官したとなると、ハイ、街で見かけるお巡りさんの印象も変わりますよ、ええ。
惜しむらくは薄い。三百項弱。
しかも章毎に主人公の生徒が変わる短編連作方式。
第一章なんか、凄まじいクリフハンガーで終わるんで、オイオイこれ雑誌連載時に読んでたら堪らんなと思ったら、第一章じゃなくて、“第一話”だったっつーね。
こちとら第一話の主人公どーなった??ってなってんのに、全然違う話始まんだもん。
折角馴染んできた頃にリセットされるんで、じっくり長編で読みたかったってのが正直な感想。
しかし各話、最後はキッチリ風間教官が締めてくれますんで御安心を。
最後のオマケなんか、ね、どーなんですか?
やり過ぎな感は否めないんで(御本人も作中認めてらっしゃいますしw)、興醒めする読者も多いかと思いますが、俺は痺れたね♪
アレがあったからこそ★+一個ですよ。
っつーわけで
★★★★☆
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