『完全なる首長竜の日』 乾緑郎著
›植物状態になった患者と、コミュニケートするための医療器具「SCインターフェース」が開発された日本。少女漫画家の淳美は、自殺未遂を起こして数年間意識不明に陥っている弟の浩市と対話を続けている。「なぜ自殺を図ったのか」という淳美の問いかけに、浩市は答えることなく月日は過ぎていた。そんなある日、謎の女性からかかってきた電話によって、淳美の周囲で不可思議な出来事が起こりはじめる…。
この前映画になったヤツだ!っつーわけで、速攻借り。
書架のシマを行ったり来たり、二・三時間も図書館を彷徨うことも珍しからずの昨今、今回は即決。
いや〜〜帯もソソりますなぁ〜〜
『インセプション』とか『パプリカ』みたいな。
夢と現実の区別がつかなくなるちゅーよくある話ですな。
作中でも引用されとるが「胡蝶の夢」の昔からあるベタ中のベタ。手垢の付いたネタながらそれはそれ、勿論定番モノとしての強さがあるわけで。
話の展開といい、オチといい、至ってオーソドックス。
親切な?伏線張りのお陰で、俺でもあっさり展開予想的中。
オチなんて、『インセプション』風に表現すれば、「◯が◯り◯ける」ちゅー超ド真ん中ストレートを何の捻りも無く放ってくる始末。
えぇッ!?逆にそ〜来ちゃうんだって面喰らうくらい。
面白いし読み易いけど、意外性や驚きはほぼ皆無。
続いてこれは感想というよりは、非常に個人的感性、相性の問題だが、語彙の選択に引っ掛かるものが。
女性主人公が母方の祖父を「爺さん」と呼称するのはいただけない。
嫌悪感を呼び方に込めているのだろうが、女性キャラの粗野な物言いはどうも、、、
あと幼い弟が使う「捕虫網」ね。普通に虫取り網で良くね??
っつーか、こんなん引っ掛かってんの俺だけ?
相変わらず文句ばっかブッこいてますが、面白かったんですよ。
文章の脳内映像変換率も非常に高かったし。俺の脳内イメージと映画がどれぐらいシンクロしてるか今から楽しみ。
アマゾンの書評チェックしてたら、『クラインの壺』っつーのを無性に読みたくなった
★★★☆☆
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