今回は図書館じゃなくて、友人から借りた本。
『名将 大谷刑部』 南原幹雄著
俺は基本的に図書館では、随筆系しか借りません。
小説は当たりかハズレか見当付かねぇんだもん。
ベストセラーは、大概映像化されてるヤツ観てるし。
そんなら、好きな歴史上の人物が主人公のヤツならイケるんじゃね?と。
で、「大谷吉継」登場ですよ。
ごめんなさいね〜戦国興味ない人→置いてっちゃいます。
俺、三成大好きなわけよ。
石田治部少輔三成。
頭脳明晰なエリート中のエリート、ザ・ベスト・オブ官僚。
傲慢にして冷徹、小心で徳に欠ける嫌われ者。
とてもじゃないが、俺が好きになるタイプじゃ無ぇえ!
じゃあ何で好きなの?つーと、ズバリ“義”の人だからです。
秀吉の死後、豊臣恩顧の大名が次々と徳川になびく中、最後の最後まで豊臣家への忠義を貫き通した天下の義将。
この一点のみだけでも、三成は日本史の中で燦然と輝いとります。
俺も人生を生きるにあたり、“義”という価値観を大切にしてんのよ。
男連隊長、この世に生を受け、三十と数年。
己の不徳にて、人の怒りを買う事多々あれど、「恩を仇で返す」ような義にもとる行いは、唯の一度も無いと天地神明に誓って断言出来る。
ブックオフのタダ読みを除いて。
漫画家の諸先生方、ゴメンナサイ。
おいおい吉継ど〜した?
そうそう、で、その三成の無二の親友が大谷吉継。
本書の主人公。
また、この人がメチャメチャかっちょええのよ。
十中八九、負けると解っていながら、三成方に与するわけです。
親子が殺し合い、兄弟が憎しみ合う戦国乱世。
利が義を覆う時代にあって、二人の友情は戦国屈指の名場面だから。
泣ける。まさに男が惚れる漢の世界。
そして強ぇえ。関ヶ原で最も奮戦した武将ですから。
クサレ小早川の裏切りさえなかったら、、、
まぁ、ここいらへんはウィキで調べてもらうなり、『葵三代』観てもらうなりしてですねw
小説の方はと、、、面白かった。
でも文章というよりはキャラ。
吉継が好きだからこそ、サクサク読めるというか。
あと最近の大河とかもそうだけど、歴史上の功績をなんでもかんでも主人公の手柄にし過ぎ。
三献茶とか朝日と家康の縁組が、吉継の発案になってたり。
それと主人公を持ち上げる為に周りを落とす。
あんまり露骨すぎると白けるぜ。
「福山龍馬」も凄ぇ心配。
あと、何かペース配分が、、、
側室との情事は官能小説ばりの濃厚描写なのに、肝心要の名場面「ハンセン病の吉継の膿が落ちた茶を三成が飲み干す」シーンと「佐和山城の説得」シーン。
これが、あっさり流されるって、、、
南原先生ッペース配分間違ってますッッ
つーか、泣いちゃいましたけど。
大谷吉継はホントに格好良いんで、もうちょっと人気出て欲しいなぁ〜との願いも込めて。
ちょっと甘めの
★★★★☆
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