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2026年10月17日11:42

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「なりすましの鼠」(NETFLIX配信)

チェ・ムンジェ(リュ・ジュンヨル)は、小説家。高校生の頃、両親を失ったショックでそれからときどき発作を起こすようになった。今でも「アルプラゾラム」という抗不安薬が手放せない。
ヒット作を書いて売れ、ソウルの高級マンションに住んでいるが、ここ三年、引きこもっていて、お金の管理は、高校の同級生で会計士のスヒョン(ヨ・ウィジュ)に任せっきりだ。

ある日、デリバリーの食事を頼もうとしたムンジェは、スマホ決済ができないことに気付く。指紋認証もできない。銀行口座は凍結されている。バグなのか? 
しかも、不動産業者がやってきて、この部屋は新しい人が買ったのだから、すぐに退去してくれ、と言われる。そんな覚えはない。

ムンジェは、役所の住民課に行くが、彼の住民登録は書き換えられてしまっていた。自分が自分であることをデジタルデータで証明できず、混乱するムンジェ。
スヒョンから、高校の同窓会がホテルで開催されるのを聞いていたムンジェは、長らく顔を出していない同窓会に行ってみる。
ところが同級生たちは「去年もおととしもムンジェは出席しただろう」と言う。
自分は行っていない。自分を騙る誰かがいるのだ。

途方に暮れる彼の前に現れたのが、元暴力団員で探偵のノジャ(ソル・ギョング)。
ムンジェは実はスヒョンと結託して、以前、ノジャの金を横領していたのだ。

怒りに任せてムンジェを追い回すノジャ。
ムンジェは必死に事情を話し、自分に成りすましているヤツがいるので、そいつを見つけ出したい、そのときには、必ずお金を返すから、と説得。
ありえない話だが、カネのためなら、としぶしぶムンジェの「もうひとりのムンジェ」探しに、ノジャは付き合うことになる。

一方、ソウルの東部警察署の刑事・パク・スニョン(イ・ギュヒョン)は、自殺とみなされていた女性の水死体について「自殺ではありません」と書かれた、ナゾの手紙を送りつけられる。
署のキム班長(チョン・ヒテ)は、その事件捜査に奔走するスニョンに深入りするなと命令するが、ムンジェの「なりすまし事件」にも捜査がかかわってくる。

ムンジェは、大学時代の後輩・ユミン(パク・ユンホ)と、ミニョン(ソン・スイ)をめぐって三角関係だった。自分を追いつめているのは、ユミンなのか?

自分の存在を証明するために、「偽物」を探すうち、ノジャに恨みを持つチンピラたちも入り乱れ、謎はますます深まっていく・・


ネトフリ配信ドラマで、全10話。2日間で一気見したけれど、とにかくバイオレンスシーンが多すぎ。血が流れ過ぎ。物が壊れすぎ(;´∀`)
カーチェイスでクルマがバンバンぶっ飛びすぎるし、毎回のこの手のシーンでソル・ギョングはダイ・ハード状態。普通、生きていないよ。第8話ぐらいでもうさすがに死んだと思ったのに生きていたし。

ちょうど日本では「デジタル空間で個人情報の流出」が問題になっているさなかだが、それを使えば「他人のなりすまし」もできてしまうワケで、ある意味、タイムリーなドラマでもある。

原作はウェブトゥーンということだが、もともとは「人間が切り落とした爪をネズミが食べると、その人間そっくりの姿になり、本物と入れ替わる」という朝鮮の民話がベースになっているらしい。

本物と偽物ってなんなのか、自分のことを自分だと証明できるのか、というテーマで、話の展開は早いが、登場人物が多くて人間関係がよく分からなかったりしてしまう。

ムンジェとノジャが、ある意味ロードムービーのようにクルマで韓国中を走り回り、「ムンジェを騙る男」をさがすうちに、信頼関係を結んでいく、いわばバディものでもある。
しかし、ノジャ演じるソル・ギョングは、やつれたオッサンで、それでいてやたら暴力的。
個人的には、もっとヒューマンでパリッとした役柄をやってほしいなあ、というのがある。今回は見ながら、風貌が滝藤賢一みたいだなあ、と思ってしまった。
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