mixiユーザー(id:263792)

2022年07月03日10:25

349 view

349冊目『マリアビートル』

伊坂幸太郎著

ブラピで映画化ですって!
https://www.youtube.com/watch?v=8b8c1o0WpgM&t=24s

『魔王』から『ゴールデンスランバー』まで十年もかかったのに、『ゴールデンスランバー』から今作までたったの三か月っつーね。
伊坂先生とは、暫く冷却期間おいて忘れた頃に対戦しようと考えてましたが、今回の映画化で引っ張られちゃいました。
で、やっぱ、また同じような感想なんよサーセン。

東北新幹線に乗り合わせた殺し屋たちがワチャワチャする話。

ハイ面白いけど、面白いんだけど、、、好きじゃねぇっス。
何つーか、、、心がざわつくっつーか、ソワソワ落ち着かないっつーか、、、
フィクションなんだから割り切れよって、毎回そーなんですけど。

先ず、そーね、、、兎に角俺の偏見の色眼鏡の度がキツい。
ベストセラーにケチを付けたい生粋の天邪鬼、初対決の『魔王』で植え付けられた水と油感、仄かに香るリベラル臭に過剰反応してしまうアレルギー体質。
読む前から既に、瓶底眼鏡級の極厚レンズが三枚もはめ込まれている状態。

そして今作の中核要素、反社会的なキャラクターたち。
これがまあぁ全く魅力的に感じられない。
ストーリーは添え物、キャラクターにほぼ全振りの作品でこれはキツい。
特に「王子」ね。人の不幸が楽しくてしょうがない、悪魔みたいな中学生。
コイツが出てくる度ホントにイラついて、心の平穏が保てなくなるぐらい。
そして読み進めていくうち、ある時点で、ハッ!?と気付くわけですよ。
人間の心の闇を読者にこれでもかと見せつけ、もう読みたくないと思わせるのはこれ即ち、作家の筆力の賜物ではないかと。

真の邪悪を描いた作品を世に送り出したとして、面白い!もっと見たいという感想より、猛烈な嫌悪感を抱かせた方がクリエイターとしてはより高度なのではないのか?
しかもそれでいて抜群に面白い、決して鯱張った芸術作品じゃない、むしろバリバリのエンターテインメント。

「だがッしかしッッ どーしても好きになれない」

コレに尽きる。
面白いけど嫌いってのは矛盾してるようだけど、俺の中では普通にある感覚。
頭では面白さを理解してるのに、心の拒否反応が凄い。

洋画っぽい?洒落た台詞回し・・・あざとい
他の作品からの頻繁な引用・・・自分の言葉で語って
次は『グラスホッパー』という義務感・・・てめぇの読む順番だろうがッ!
脳内映像変換率イマイチのアクションシーン・・・相性悪し
すっとボケてるけど実は最強みたいな展開・・・あざと過ぎ
人殺しだけど良い人・・・猛烈なる既視感

読者の興味を引っ掛けようとするフックがデカいッ!! デカ過ぎる。
好きな人には堪らんのでしょうが駄目な人は駄目でしょ、パクチーてんこ盛りみたいな。
さらに色眼鏡かけて読んでる俺は、その都度引っ掛かかりまくりマクリスティ。

それから、「押し屋」っつー殺し屋が出てくるんですけど。
車や電車にターゲットを押し出して轢き殺すっつーね。
作中外道を始末してメデタシメデタシみたいな流れに落ち着いてましたけど、轢かされたドライバーの方はどうなんの???
関係ない人間の人生メチャメチャにしてんじゃねえぇぇッ!!
と思いましたですハイ。


蜜柑さんどーすか?体言止め多用してみましたw
★★★☆☆
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