思い出のコンサートがCD(DVD)化されました。
2019年にクラブチッタで行われた「ジャズ・ロック・レジェンズ2019」。
このコンサートはクランプス・レコード黄金期二大バンドの響宴と言うテーマで
アルティ・エ・メスティエリとアレアの豪華共演となりました。
購入したのは、アルティ・エ・メスティエリ盤。
イタリアには、PFM、アレア、ニュー・トロルス、バンコなど数多くの
プログレバンドが存在していますが、アルバム単位で最も回数を聴いているのが
アルティ・エ・メスティエリのファーストアルバムである「Tilt」なのです。
この時、アルティは4度目の来日。
当日も非常に楽しみにしていました。
今回は、ジャズ・ロックに焦点を当てた企画と言う事で
ヴォーカリストを立てずにオールインストのセットリストを組んだため
グループはアルティ・エ・メスティエリ・エッセンティアと名乗りました。
ただ、前回の来日ではヴォーカリストを立てなかったアレアには
女性ヴォーカリストが加入していたので面白い解釈の違いでしたね。
グループはオリジナルメンバーのフリオ・キリコとジジ・ヴェネゴーニに
堅実なプレイのロベルト・プッジョーニ、
初来日時には確か十代だったヴァイオリニストのラウタロ・アコスタ、
アコーディオンも達者なピエーロ・モルターラの5人。
フリオのキレは相変わらず凄いし、ジジも非常に元気で力強かった。
ピエーロ・モルターラのフレーズや音色はメンバーの中でも特に
イタリア臭を放っていて、彼らが欧州のグループである事を強く
印象付けていました。
一番若いラウタロ・アコスタは激しさの中にも色気のあるプレイを
聞かせてくれて、こちらもイタリアを感じさせてくれました(笑)。
元マグマのデェデェエ・ロックウッドのプレイを彷彿とさせる場面も。
全体の三分の一近くが最新作からで現役感も示したプログラムでした。
そして、特筆すべきはDVDの映像です。
購入時はライヴCDのオマケ的なダイジェストかと思っていたのですが
曲間の若干の編集はあるもののコンサート全編を収録。
音質や画質の良さはもちろんですが、当日は全然気にならなかったのに
一体どこから撮っていたのだろうと思えるくらいステージ正面以外にも
様々なアングルで編集されていてアルティの魅力を伝える事に成功
しています。
グループへの愛情溢れる完全なるプロショットで制作に関わったアルティや
チッタのスタッフには頭が下がる思いです。
個人的には、オフィシャルのDVDにCDのオマケを付ける売り方でも
良かったのでは?と感じるほど。
プログレを愛する者、ジャズロックを愛する者、イタリアンロックを
愛する者にとって、また一つマストなアイテムが加わりました。
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