星野智幸著
やっとこ星野先生と再戦ですよ。
→226『夜は終わらない』
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2017のベストワン作家でありながら、三年振りというね。
普通一冊読んでみて面白かったら、その作家さんの他の作品を続けて読むというのがオーソドックスな読書スタイルだと思いますが、流石俺、天邪鬼乱読派の面目躍如ですよ。
『永遠の0』の百田先生とか『サラバ!』西先生とかもそうですけど、あまりに自分にピッタリの作品と出会っちゃうと次読むのが怖いんですよね。解ります?この感覚。
でもそうすると、『絶叫』の葉真中先生の作品をコンスタントに読んでることが説明出来ませんけど。
作家のファンか作品のファンかっつーことでしょうか?
さて『俺俺』ですけど、、、
気持ち悪いッ!!
『夜は終わらない』読んだときの読書酔い思い出しました。
リリース時はこっちのが先か。
マクドナルドでたまたま横に座った男「大樹」の携帯を出来心で盗んでしまった俺「永野均」
そのままの勢いでオレオレ詐欺をはたらいてしまう。
「大樹」に成りきる俺のつもりが、いつのまにか「大樹」本人になっていたッ!?
実家に行ってみると別の俺「永野均」居座っていた。
家庭、職場、そこいら中に俺が増殖しているッ!!
あらすじだけでも十分気持ち悪いッ!!
ジャンルは何になるんでしょうか?
説明しづらいんですけど、共感出来る部分は結構あるんですよね。
俺なんかも日々気を遣って生きてるわけです。
他人に迷惑かけないようにってね。
これ、厄介なもんで、他人に気を遣ってるってことは、他人にも気を遣ってほしいっていう裏返しでもあるんです。
行き過ぎちゃうと、コロナ禍で話題になってる自粛自警団みたいな感じになっちゃうんですよ。
「皆で感染拡大しないように必死に頑張ってるのに、何で東京から帰省してくるんだッ!?」みたいな。
勿論電車の中でマスクもしないでゴンゴン咳してるような輩も輩ですけど、正義感拗らせてるのもどうかと思いますけどね。
俺自身コロナにはそれ程神経質になってませんが、こと社会生活におけるマナー、エチケットに関してはかなり正義感拗らせてる側なわけで。
ゴミの出し方、レジの並び方、職場の同僚の言動、交通ルールetc., etc
兎に角職場や街で人と接するとイライラすることが多い多い。
だ・か・ら、俺も時折夢想したことがあること正直に告白します。
「世の中全部俺だったら、万事スムーズにいくのに、、、」
もしこの夢想が実現したら一体どうなるのか?
その答えがこの作品に書いてあります。
貴方は自分のこと好きですか? 自分のことを100%信用してます?
おう、それなら大丈夫、世の中全部自分なんだから何もかも上手くいきます。
じゃあ、俺は、、、
とんでもない思い違い、淡い期待を見事に打ち砕いてくれました。
人は人、自分は自分。
自分の意見はしっかり持つべきだが、決して他人にそれを押し付けてはいけない。
結局行き着くとこは↑コレですよ。
何か最近↑コレ多くない?
まぁでもやっぱ人生の真理ですよね。
無法者がのさばるのも、同調圧力でギスギスした社会もどっちも嫌。
でもこの基準も人それぞれに違うからなぁ〜〜
一つ言えることは、今の日本がかなりギスギス寄りだということ。
もうちょっと社会全体が大らかになっても良いと思います。
日本人皆疲れてるわ。
また感想文じゃないね、サーセン
★★★☆☆
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