作:ジョン・フォード 翻訳:小田島雄志 演出:栗山民也 @新国立中劇場
美形兄妹によるザ・近親相姦愛!シェークスピアのロミオとジュリエットの25年後に書かれた。まるで、現代戯曲作家がシェークスピア原作に寄った翻案作品のような現代性を感じる。
兄ジョバンニ:浦井健治・・・妹を刺し、心臓を抉り出し、義理の弟ソランゾその召使いヴァステスに刺し貫ぬかれ血塗れで死す。
妹アナベラ:蒼井優・・・兄の子を妊み、物の怪姑獲鳥のように赤い十字架の上に彷徨う。
貴族ソランゾ:伊礼彼方・・・アナベルの求婚者の一人。一度は拒まれ、誘惑した人妻ヒポリタから呪いの言葉を吐かれ、その予言「おまえの結婚のベッドが心痛めつける拷問台になれ・・・おまえは生きて私生児の父親になれ、彼女の腹からは化け物が生まれよ」は成就する。
修道士ボナチェンチュラ:大鷹明良…ジョバンニの師。妹への愛を戒めていた。
裕福なパルマ市民ドナード:春海四方…頭が弱い甥バーゲットを可愛がっている。
頭が弱いバーゲット:野坂弘:アナベラへ求婚していたが、駄目とわかるとフィロティスといい仲に夜間デートで人間違えでグリマルディによって刺殺される。注目の演技!
バーゲット召使いポジオ:佐藤誓…バーゲットとの丁々発止会話をする忠実な召使い
アナベラ守役プターナ:西尾まり…忠実な守役。最期に無残な死を迎える。
偽医者リチャーデット:浅野雅博…ヒポリタの夫、一人残された姪フィロティスを引き取りの旅中に自分が死んだという噂を流して偽医者としてパルマに戻ってくる。
ソランゾ召使いヴァスケス:横田栄司…本作のドライブ役で、ヒポリタの復讐に取り込まれた振りをして、ヒポリタがソランゾへ捧げた毒杯を奪い取ってヒポリタの口へ流し込む。ラストにジョバンニがアナベラの心臓を掴みソランゾへ迫るジョバンニを刺す。
リチャーデット妻ヒポリタ:宮菜穂子…ソランゾから誘惑され、捨てられて、復讐に燃えている。ヴァスケスを抱き込んだと思い込んでいたが、最期に裏切られ自ら用意した毒杯を飲まされて死ぬ。
ローマの軍人グリマルディ:前田一世…アナベラへ求婚しに枢機卿に従ってパルマへやってきたが、目の前でソランゾに奪われて恨んで、ソランゾの命奪おうとして、間違いでバーゲットを刺して、枢機卿の権威に逃げ込む。
リチャーデット姪フィロティス:でジルバ安奈…心優しき女性、頭が弱いバーゲットの求愛を受け入れる。
兄妹の父フローリオ:石田圭祐…
枢機卿:中嶋」しゅう…ローマ教皇権威の笠を着けた「・・・近親相姦と殺人がこのように結びついた例はなかった。あの若く豊かな性質のものについてはだれでも言うだろう『あわれ、彼女は娼婦』」と。(一同退場)
定価\8640/購価\6240/評価\950013列(8列目)48番中央ブロック上手通路から5つ目…美術:松井るみ・・・舞台に横たわる赤い十字架下手手前に脚部を向け其処に下部(地獄のメタファー)へ抜ける階段。十字架の腕部頭部端一部が捲れあがる。
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