『しらみつぶしの時計』 法月綸太郎著
面白そう!帯見て速攻借り。
しかしこの設定で、三百項以上も引っ張れんのかね?、、、って、オムニバスかよッ!
表題含め色々ミステリー全十編。
オムニバスって、大体当たりハズレの格差がデカいのが通例なのだが、全十編それなりに皆面白いというね。
法月先生とは今作で初対戦ですが、レギュラーほぼ確定。
俺的にナンバーワンは一本目の「使用中」 流石先生自身会心の作と太鼓判を押すだけのことはある。
トイレに閉じ込められるという滑稽な設定と、命を狙われる差し迫った恐怖感がグイグイ読ませる。
トップバッターにガッチリ掴まれたんで、新しい話が始まる度にもうドキドキが止まらない。
巻末の解説を読むに、古今東西あらゆるミステリーへの溢れんばかりのオマージュとパロディが散りばめられているらしいが、当方浅学にして全てが新鮮な読書体験となった。
毛色の違うファンタジーあり、浮きまくりのハードボイルドあり、驚きの超短編ありと、全十編それぞれ個性的で、まるで複数の作家が競作してるかの様な錯覚さえ覚えた。
俺みたいにミステリーの予備知識無しで毎回新鮮味がある読書と、あっ!このトリックはあの作品から持ってきたなとニヤニヤしながら読むのと、どっちが楽しいんでしょう?
初対戦作家はオムニバスから攻める→戦術の一つとして刻んでおこう
★★★★☆
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