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2021年05月01日22:24

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ジャンボ鶴田怪物伝説(741)

86年「チャンピオン・カーニバル」のシリーズ中にアメリカ遠征に出ていた馬場、タイガーマスク、それに4月19日、神戸・兵庫県立文化体育館での鶴田とのダブル・タイトルマッチの後、飛行機に乗ってミネソタ州ミネアポリスまでやって来て、4月20日(日本時間21日)、メトロドームでのAWAのビッグマッチ「レッスルロック」に出場し、ニック・ボックウィンクルと防衛戦(反則負け)を行うというハードスケジュールをこなしたAWA世界ヘビー級王者スタン・ハンセン。

ハンセンは日本に戻ってすぐの4月22日、埼玉・秩父市民体育館大会から復帰。メインイベントでオレイ・アンダーソン&ロン・バスと組んで長州力&谷津嘉章&寺西勇組と対戦、7分48秒、ウェスタン・ラリアットからの体固めで寺西を降しました。

タイガーマスクはハンセンに遅れること1日後の4月23日、東京・国鉄(JR)町田駅前広場特設リング大会から復帰、天龍&マイティ井上とのトリオでラッシャー木村&阿修羅・原&鶴見五郎組の国際血盟軍と対戦、14分57秒、天龍がパワーボムからのエビ固めで鶴見を仕留めていますが、馬場は試合には出ず。最終戦の4月26日、大宮スケートセンターはテレビ生中継でありゲスト解説をしなくてはならないところから大宮には出場しなければならず、ハワイでくつろぐには日数が少なく、日本で休養していたかと思われます。

この日記を読んで下さっている方々には何度も書いていますので今更ですが、これは「予め試合が組まれていない」ので「欠場」には該当しないのが馬場ルールです。

最終選大宮大会(テレビ生中継、観衆3,400人満員発表)のメインイベントは4月5日、横浜文化体育館大会の再戦、AWA世界ヘビー級王者、ハンセンとPWFヘビー級王者、長州のダブル・タイトルマッチ。横浜文体ではレフェリーに暴行してしまい不覚の反則負けで馬場から奪ったPWFヘビー級のベルトを長州に奪われてしまったハンセンは新日本プロレス時代は自分のジョバーだった長州をねじ伏せて二冠に返り咲きたいところ。

しかし長州も団体の長としてアウェーの全日本のリングに軍団を率いて参戦、歴史と伝統のあるインターナショナル・タッグ、PWFヘビー級の2大タイトルを手中にしており、負ける訳にはいきません。長州がハンセンにリキラリアット、ロープ際だった為にハンセンは場外にエスケープ、追う長州、そのまま場外の鉄柵を超えての乱闘となり、16分36秒に両者リングアウトのドロー決着となり、共にタイトル防衛。長州は初防衛に成功しました。

セミファイナルはUNヘビー級王座決定リーグ戦決勝。共に3勝1不戦勝無敗1時間切れ引き分け、失点1の天龍とデビアスの対戦。21分7秒、足4の字固め狙いに来たデビアスを首固めに丸め込んで天龍がフォール勝ちし自ら返上したUNヘビー級王座返り咲きを果たし、ケジメをつけました。

全日本対カルガリー・ハリケーンズ、鶴田&タイガーマスク&石川組とスーパー・ストロング・マシン&ヒロ斉藤&高野俊二組の一戦。全日本軍はジュニア・ヘビー級のヒロに狙いを定めて集中攻撃。鶴田がヒロに体格差をも見せつけた逆エビ固めで絞め上げましたがマシンがラリアットでカットに入って技を解き、エプロンの高野が投げ入れた椅子で鶴田の脳天を殴打。8分22秒、ハリケーンズの反則負けとなっています。

馬場が最終戦に登場、サムソン冬木&大熊元司とのトリオでR木村&原&鶴見組の国際血盟軍と対戦、7分17秒、R木村が大熊をブルドッキング・ヘッドロックからの体固めに降し国際血盟軍の勝利。

キラー・カーン&谷津組とオレイ&バス組は4分10秒、Kカーンが「アルバトロス殺法」ダイビング・ダブルニードロップからの体固めでバスを破りました。バスは今回の来日でも本領発揮出来ずに終わっています。

第1〜4試合は全日本対ジャパン、マイティ井上&ハル薗田組vsアニマル浜口&小林邦昭組は8分6秒、首固めで浜口が薗田をフォール。ロッキー羽田&渕正信組と寺西&保永昇男組は7分34秒に両チームリングアウトの引き分け。

小川良成と仲野信市のシングルマッチは5分17秒、仲野がジャーマン・スープレックスホールドで勝ち、百田光雄は山本英俊を6分32秒、バックドロップからの体固めに降しています。
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