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2018年09月11日22:26

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ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(462)

ここで、藤井曉アナからサイドリポートが入ります。

藤井アナ「放送席古舘さん」

古舘アナ「はい藤井さん」

藤井アナ「坂口選手なんですけれども、去年のタッグ・リーグ戦で痛めた左足の靭帯をまたちょっと痛めてしまったようなんです」

古舘アナ「ああ、そうですかぁ〜!」

藤井アナ「先程の木戸選手との一戦ですね。ちょっと心配です」

古舘アナ「ちょっと、足の靭帯を痛めたという情報が入りました坂口。思い切って全体重を乗せてジャンピング・ニーアタックをこの木戸修にぶち込んで勝負に出てまいりました。坂口も当然、勝負に出ていた訳でありますが、これがちょっと仇(アダ)になってしまいました。坂口、この木戸修にあの一瞬の隙きを突いたスモール・パッケージホールドで敗れてしまいました。

次鋒としてかなりの役目を果たした坂口征二だけに、ちょっと惜しい感じがしました。さらには足の靭帯の負傷、これもちょっと気がかりであります。木戸が、その坂口をクリアー致しまして越中との闘い、中堅同士の闘いになりました。さあ、勝負の分岐点が近づいてまいりました。まさしく、満員の両国国技館、闘いのターニングポイントを今、迎えてしまったのであります。中堅同士の闘い」

桜井さん「古舘さんねぇ」

古舘アナ「はい桜井さんっ」

桜井さん「これ、越中の役目は大事ですよぉ!」

古舘アナ「なるほど!」

桜井さん「越中がねぇ、木戸にやられましてねぇ、次の木戸−木村戦あたりに持ち込むようなことになりますとねぇ、もう、本当にあのぉ〜、アレですからね、藤波がですね、藤原、前田を相手にしなきゃならないというようなケースになりかねないですからね」

古舘アナ「そうですねぇ〜!まあ、木戸が木村をですねぇ、木村とぶつかるようなことになりますと、越中を破って。木村はですねぇ、本当に不利になりますよねぇ」

桜井さん「そうですねぇ」  

古舘アナ「木戸と闘って勝っても、その後副将として藤原が控えている訳ですからね」

桜井さん「そういうことですね。ですからね、本当にもう越中にね、木戸に勝てばもちろん、このぉ〜上(じょう)ですけどね、相討ちでもいいから頑張ってもらいたいですね」 

古舘アナ「そうですねぇ、越中としては木戸修と敢えて心中するという、木戸修を引き連れて地獄へ落ちるという、そういった非常手段に出てでも、敢えてこの木戸が先に駒を進めるということを阻止しなくてはなりません。その辺の役目が越中にはある訳であります」

桜井さん「逆にねぇ、木戸とすればここでねぇ、越中を倒してねぇ、このぉ〜、次の木村戦に持ち込めばこれはもう圧倒的にUWFが有利になりますねぇ」  

古舘アナ「そうですねぇ、先制攻撃を仕掛けていった越中でありますが、この中盤あたりで木戸修が徐々に、徐々に、己のやんわりとしたペースに越中を持ち込んでしまいました。木戸修と闘うレスラーが異口同音に口にする、木戸修という選手は実に不思議であるという、木戸と闘っていると何かこう、ふわりとした相手の試合ペースの中につけこまれてしまって、そして、その自分の得意とされた戦法というものを見出すことが出来なくなると語っておりましたが、木戸修に対して越中はどのような闘いを挑んでいくのでありましょうか!?」

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