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2008年09月23日16:45

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●うみうし独語(278)/■秋分の日

■秋分の日

 ●団地の中を通って行くと、一ヶ所
  群がって、細い萩の枝をしなだらせている生垣が
  ある。


  枝には、緑の葉と紫の花が、入り混じって生い茂り、
  重そうに風に揺れていた。


  秋分の日に、消防訓練をすることにしていたので
  半日出勤の今日の出がけにも、萩の花を見た。



  訓練に参加した子供たちが
  水消火器で、ホースから水を飛ばした。
  水は秋の陽の光で、キラキラ輝いて白く見えた。



  昼までに終わり、帰り散髪屋に立ち寄った。
  目をつぶったまま髪を切られていると
  耳に流れてくるラジオ放送が、なんだか懐かしい。




  秋分の日の、このころだったか
  田舎道を走るバスの両側は、黄金色に輝く稲穂が
  目にまばゆかった。


  みんなが透き通って見えていた。

  

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