■身心快楽(30) ●6月4日(木) 曇り、雨降らず 「身心快楽」と題して、武田百合子『富士日記』の書き写しを始めて もう30回になる。 私は、武田泰淳の小説をほとんど読んでいない。「司馬遷は生き恥さらした 男である」という冒頭で有名な
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■身心快楽(29) ●「富士日記」昭和四十五年五月 ▼五月二十七日(水) 晴、風つよし 夢の中でうぐいすが啼いているようだったが、眼がさめると、そのまま 夢から続いて庭で啼いている。 尖端が紅い松の芽は鶴の首のように伸びて、
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