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2006年03月07日04:19

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●寄り道ついで (68)/■人を理解する

■タバスコさんの「君を見上げて」を読む

 ・「あること」を文字で要約する。
  要約したものを読んで「あること」を再現する。


  要約しているのは「タバスコ」さん。
  「あること」は、
  山田太一作品の小説「君を見上げて」。



 ・読んだことのないこの小説の
  男と女の出会いのワン・シーン。

  要約された文字を読みながら
  私は、私の「山田太一」理解(解釈)を展開し、
  書き手の「タバスコ」さん理解を展開している。


    山田さんなら、男と女の出会いの
    こんなことに目がとまる。
    山田さんは、なぜか、こんなことに目がとまるから
    「作品」にもしようと思ったのだと・・・。

    書き手の「タバスコ」さんは、山田作品の
    こんなところに、きっと惹かれるのだろうと
    私は勝手に想像し、
    コチコチに凍った冷凍食品を解凍するように
    もとの山田作品を再現する。




 ・いままでに蓄積された、いろんなことを下敷きにして
  私たちはものを見ている。

  私は、私の理解や解釈を通して
  世界を見ている。

  人を理解し、できごとや私の外にある世界を理解する。
  そのとき、私が見ているのは、私の人物理解・私の世界理解。

  他の人の、世界理解や人物理解の特徴は
  少しわかったような気になることもある。

  しかし、自分がどのように人や世界を見ているか。
  私は、自分の
  何に目がとまるのか、
  どんなことを思うのか、
  その特徴や癖に
  ふだんはほとんど気がついていない。




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