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2024年05月17日17:46

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ストロング小林さん追悼(689)

80年新日本プロレス「MSGタッグ・リーグ戦」参加チームプロフィールの続きです。MSGという名前には縁遠いところにいますが、一緒に組んでいるのは参加9チーム中一番長いタイガー・ジェット・シン&上田馬之助組の「凶悪コンビ」。共に先の「闘魂シリーズ」から2シリーズ連続参戦。

元北米タッグ、新日版アジア・タッグ王者チーム、77年1月タッグ結成、78年9月に一度仲間割れするも仲直りし新日本プロレスマットを席巻、上田が少しポジションが落ちてきていましたが悪の連係は健在。優勝度外視の暴れっぷりが見られそうですがこのチームに星を落とすと優勝戦線に影響が出てきそうです。

坂口征二は北米タッグ王者のパートナーの長州力ではなく元パートナーのストロング小林とのタッグを組んでのエントリー、チーム結成歴はシン&上田組より古く、かつてのパワーファイターズが復活、怪力殺法で上位陣を苦しめそうです。

S小林は婚約を機に「第3回MSGシリーズ」から好調ぶりを発揮していましたが先の「闘魂シリーズ」では再び低迷、シリーズ最終戦、12月13日、東京体育館では国際プロレスのエース、ラッシャー木村の保持するIWA世界ヘビー級王座への挑戦も決まっただけに、一念発起して年間最終シリーズをいい結果で締めくくりたいものです。

ジュニア・ヘビー級代表ともいうべき藤波辰巳&木村健吾組。木村健が「闘魂シリーズ」でチャボ・ゲレロに敗れてNWAインターナショナル・ジュニア・ヘビー級王座から転落していなければ現役ジュニア王者同士のチームとなったところでしょう。

ヘビー級と言ってもスーパー・ヘビー級ばかりなので体格的には不利ですが、一瞬の丸め込みやリングアウト勝ち、あるいは相手チームの暴走を誘発しての反則勝ちなど突破口はいくつもあります。番狂わせに期待したいと思います。

バッドニュース・アレン&ウィリエム・ルスカ組の柔道タッグはガチンコの強さではトップクラスでしょうが…。アレンは8月の「ブラディ・ファイト・シリーズ」に参戦しましたがフィラデルフィア郊外で6歳になる息子さんが交通事故に遭い序盤戦で途中帰国。次の「闘魂シリーズ」にも参加せず1月の「新春黄金シリーズ」から続いたシリーズ連続参戦記録も5でストップ。

その後息子さんがどういう経過を辿ったかは知らされていませんが、捲土重来を期して2か月半ぶりの来日。

ルスカは4〜6月の「第3回MSGシリーズ」以来約5か月半ぶりの来日、前回は日本側に組み入れられてベビーフェイスで闘いましたが、シリーズ序盤戦で腰を痛め、予選トーナメント本戦及び敗者復活戦ではいずれも不戦敗となり、公式戦は一度も闘わず。専ら腕ひしぎ逆十字固めで中堅選手にギブアップ勝ちを奪って連勝した他、回転エビ固めにも取り組んでいます。

柔道の実績は76年モントリオール五輪重量級銅メダリストのアレンより72年ミュンヘン五輪重量級、無差別級金メダリストのルスカが遙かに上、過去柔道ジャケットマッチで2回対戦(77年12月8日蔵前国技館、78年6月7日福岡スポーツセンター)していますがルスカの連勝。

しかし80年1月にアレンが留学生から新日本プロレスに外国人ヒール枠で参戦してからはアレンの方が力量で上回っています。果たしてチームワークはどうか?プロレス転向以来あまり上達してないルスカをアレンがどう引っ張っていけるかにかかっているかと思います。(この項続く)
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