フランク永井関係の映画、つまり、出演したり主題歌あるいは挿入歌を歌ったりした映画ですが、十数本判明しています。洋画も幾本かありますが、それは今回は触れません。
VHS、DVDで発売されている(❶)ものはわずかです。古い映画を特集で上映する(❷)映画館もあります。Netflix、つまりウエブで上映するケース(❸)もあります。さらには、以前にこのブログで書きましたが、フランク永井のファン仲間で日本映画のデータベースに挑戦するために、映画会社系のCS放送の番組をすべて録画(数十年と思える)した方が所有する保持する私的データ(❹)があります。そして、存在は分かっているが内容についての情報が不足していて不明(❺)というのがあります。
フランク永井がデビューしてからおよそ十年の間の作品がほとんどです。この時期はまだテレビが全盛でもなく、ましてレコーダーが普及していません。良く言われることですが、テレビ草創期は録画テープが高価(?)で十分でなかったために、放送局自身がテープを上書で利用していたこともあり、曲自身が番組を保持していなかったのが多いです。NHKの紅白歌合戦映像などはその典型です。
さて、以下に私が掌握しているデータを記します。
有楽町で逢いましょう 1958 大映 カラー 97分 ❶
夜霧の第二国道 1958 日活 モノ 48 ❹
羽田発7時50分 1958 日活 モノ 61 ❹
場末のペット吹き 1958 日活 モノ 53 ❹
夜の波紋 1958 松竹 カラー 102 ❹
西銀座駅前 1958 日活 モノ 52 ❹
ロマンス祭 1958 宝塚 カラー 104 ❷
有楽町0番地 1958 松竹 モノ 96 ❹
夜霧の南京街 1958 東映 モノ 60 ❺
東京午前三時 1958 日活 モノ 93 ❹
秘めたる一夜 1959 大映 モノ 57 ❺
らぶれたあ 1959 日活 モノ 39 ❷❹
青い国道 1959 日活 モノ 52 ❸
黄昏の東京タワー 1959 大映 モノ 63 ❷❹
夜霧に消えたチャコ 1959 日活 モノ 49 ❷❹
俺は淋しいんだ 1959 日活 モノ 49 ❹
好き好き好き 1960 大映 カラー 84 ❸
俺は流れ星 1960 日活 モノ 51 ❹
東京ナイト・クラブ 1960 松竹 カラー 30 ❺
続々番頭はんと丁稚どん 1961 松竹 カラー 82 ❺
続々々番頭はんと丁稚どん1961 松竹 カラー 84 ❺
大阪野郎 1961 松竹 モノ 92 ❸
大当り三代記 1961 松竹 カラー 79 ❶
喜劇団地親分 1962 松竹 カラー 82 ❶
君恋し 1962 日活 モノ 68 ❸
真昼の罠 1962 大映 モノ 90 ❶
霧子のタンゴ 1963 日活 モノ 86 ❶
遊侠一匹 1960 東映 カラー 90 ❶
糸あやつり明治はるあき 1968 博物館明治村 カラー 73 ❺
❺は当然ですが、観ていません。「東京ナイト・クラブ」についてはこの曲を仮称しているデュエット歌唱だけ観ています。
残念と言うか、見逃しているのは❷のなか「ロマンス祭」と「続々々番頭はんと丁稚どん」です。
写真にあるように「ロマンス祭」は2019〜2023年にかけてラピュタ阿佐ヶ谷映画館で上映したようです。本年にも上映があるのかは不明です。事前に分かっていれば、何としてでも駆けつけたのですが、残念です。
「続々々番頭はんと丁稚どん」は、2019年に上映されたようです。記録を追ってみると、この映画フィルムは残されているようですが、どうもこのまえの「番頭はんと丁稚どん」「続番頭はんと丁稚どん」は上映できる形で残存していないのかもしれません。
「ロマンス祭」「続々々番頭はんと丁稚どん」いずれもDVD化の予定はないようです。せめてNetflixでもいいので放送して欲しいと思っています。
最後に東映「夜霧の南京街」もぜひとも観たいです。
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