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2024年03月18日14:23

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祝 第12回フランク永井歌コンクール、優勝は原田佳眞さん「ラブ・レター」

 5年ぶりにフランク永井歌コン決勝大会が、3月17日㈰に宮城県大崎市松山で開催されました。以下の方が入賞されました。

  優 勝 原田佳眞  「ラブ・レター」    栃木県足利市
  2 位 地紙早彩  「東京カチート」    宮城県大崎市
  3 位 鈴木貴等・地紙早彩「好き好き好き」 宮城県大崎市
  特別賞 佐々木良二 「新東京小唄」     宮城県仙台市
  特別賞 田中頼人  「君恋し」       東京都渋谷区
  特別賞 今野中道  「冬子という女」    宮城県仙台市

 前日16日㈯には86組による予選が行われて、30組が決勝に進みました。地元の宮城県の方が76名もおりましたが、他に9県から参加されました。曲数は徐々に多くなってきています。今回は28曲です。
 コロナ禍による開催のブランクの影響でさまざまな難問がおありだったようですが、ファンの皆さんの声に応えようと現地の実行委員会(松山まちづくり協議会)では周到な準備で当日を迎えました。会場は満員で、交通誘導のボランティアの方々の熱意を含めて、大成功をおさめました。
 決勝大会に駆けつけて、私的な感覚ですが、若い方の参加、曲への工夫など斬新さが見受けられて、結果的にも若い優秀な方の入賞で素晴らしい大会だったと思います。
 優勝された原田さんは低音の歌唱が素晴らしく、ほぼ完ぺきな歌唱を披露されました。実際にプロ歌手を目指して奮闘中だと言われてました。地紙さんの女性版「東京カチート」も実にフレッシュで見事なものでした。上記リストでお解りのように地紙さんは、さらい鈴木さんとデュエットで「好き好き好き」を歌っています。フランク永井のこの曲は、映画の主題歌でもありますが、軽快でリズミカルな歌唱はびっくりするほどです。
 軽快な歌唱は地紙さんが地元の学生のときに、その場で演奏を披露された方でもあります。デュエットの鈴木さんは「公園の手品師」で地紙さん同様ダブル出演です。
 特別賞の田中さんの「君恋し」も会場では大きな称賛でした。フランク永井の君恋しは誰もがご存じ編曲の名人寺岡真三の大傑作ですが、田中さんはそれをさらにジャズ風にしたオリジナル編曲の演奏を背景に歌われました。音楽の関係者と紹介されておりましたが、さすがと会場をうならせる歌唱でした。
 歌コンではカラオケの演奏が欠かせません。かつてアカペラでの歌唱で参加された方もおられましたが、聴衆をまきこむ演奏、演者の気持ちをいっきにその世界に没入させる演奏が必須です。残念なことにフランク永井の歌った曲は400曲にも及ぶのに、カラオケ演奏曲数がまことに少なく、それが歌コンでの曲数の狭さになっています。
 近年はカラオケ店でのリクエスト数を反映させてわずかずつではありますが、増加していますが、まだまだ足りません。そこを埋めるため、オリジナルでカラオケ演奏を用意するのですが、そう簡単ではありません。ビクターさんに演奏曲を増やして欲しいと思います。
 当日の会場で耳にしたことで多かったのは「歌コンの開催継続希望」です。フランク永井の活躍時代のファンの方は高齢化を迎えていますが、Z世代とか言われる若い意欲的で、実力のある歌手が、昭和歌謡黄金時代の歌曲を歌い継ぐことの意義を受け止め、テレビで素晴らしい歌唱を披露する場ができています。このブログでも積極的に紹介していますが、とうぜんここでフランク永井の曲も歌っています。今回の大会でもそうですが、この流れをみれば、名歌手フランク永井の曲の継承にも大きな希望を見出せます。
 会場は松山体育館ですが隣接されている松山歴史館と併設の「フランク永井展示室」、そして松山酒ミュージアムでは「フランク永井写真展」が、当日は無償で解放されました。当日会場に来られた方がゆったりといずれも楽しめるよう尽力されておりました。
 立派な大会を成功させた関係者の皆さんに、こころからお礼を申しはげます。
 中央写真は優勝者の歌唱ですが、右下は「好き好き好き」、左下はアトラクションで披露された「金津流松山獅子踊り」です。
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