投票とテロ２

投票による民主主義の満足度が低いならば
ていうか　皆が満足の行く選挙方法は存在しないことが明確になっているなら
独裁のほうが話しは早い　とはたまに言われることで
実際　効率を考えれば独裁のほうが早い
ではなぜそうならないのか？
大衆が「直感的に」独裁はまずいと考えているからで
その「直感」が憲法であり　文章化したものが憲法典だ
なぜ憲法がそういう力を持っているかといえば
国家という共同体はそれなりの暴力装置をもっているからで
この国で独裁が行いたければ　暴力で革命を起こすしかない
憲法はどんな憲法でもその根底は暴力に裏付けられている

「直感」と書いたが
「直感」とはある程度文字の読み書きができれば
深く学説などを知る必要もなく
なんとなく正しい　あるいは論理的に美しいと言う価値に行きつける感覚であり
それが大衆レベルで受け入れられる感覚であり　美意識だ

そういった意味で　選挙とはそういった感覚さえあればいい
それ以上は判断して結果を出すことは不可能である
大多数のその共同体の美意識がある以上
そんなにややこしい課題を選挙で等必要はなく　あるいは当意味はないのであるから
基本的には「偶然性」に任せればいいい
ジャンケンやアミダクジでいいのだ
最初の憲法制定権だけがあれば
憲法という独裁状態を作り上げるわけだから
自然と暴力はついてくる
そして美意識から大きくはずれる政治は
暴力を使って正さなければならない
テロである
そしてその暴力は終わったあと否定されなくてはならない
それが共同体のルールだ