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2023年07月31日05:49

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ストロング小林さん追悼(459)

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79年4月3日、福岡スポーツセンターでの「格闘技世界一決定戦」を終え、新日本プロレスのシリーズ本戦とは別興行に出た猪木、木戸修、藤原喜明、ジョージ高野とセコンドとしてついて行った永源遙は翌日には山形に移動。

創立7周年記念「ビッグ・ファイト・シリーズ」第36戦、4月4日、山形県体育館(観衆2,700人発表)大会に合流。今から44年前、交通網もそれほど発達していない時代ではかなりハードなスケジュールと言えます。このあたりが昭和の凄いところか…。

メインイベントは猪木&長州力&星野勘太郎組がタイガー・ジェット・シン&マサ齋藤&スタン・スタージャック組と対戦。1本目は15分58秒、星野とシンが両者リングアウトで1−1。決勝の2本目は3分6秒、長州がサソリ固めでスタージャックをギブアップさせ、2−1で猪木&長州&星野組が勝利を飾りました。

セミファイナルは藤波辰巳と上田馬之助のシングルマッチ45分1本勝負で7分36秒、回転エビ固めで藤波のフォール勝ち。この辺の勝敗は上田が4月9日より国際プロレスの「ビッグ・チャレンジ・シリーズ」にM齋藤と共にトップ扱いで参戦、4月20日、富山市体育館でラッシャー木村のIWA世界ヘビー級王座に挑戦が決定しており、国際プロレスとのレベルの差を強調したいが故のマッチメイクかと考えます。

セミ前は坂口征二とヒロ・マツダのシングルマッチ30分1本勝負で、14分16秒、坂口の反則勝ち。グラン浜田&永源組とペーロ・アグアヨ&ベビー・フェイス組のタッグマッチは、14分53秒、Bフェイスが永源を体固めでフォールし、アグアヨ&Bフェイス組の勝利。

ストロング小林はジョニー・マンテルを9分15秒、カナディアン・バックブリーカーでギブアップさせ、木戸はサイレント・マクニーを3分33秒、逆エビ固めで降しました。ハン・リーは荒川真(ドン)に8分39秒、体固めでフォール勝ちしています。

シリーズ最終戦、4月5日、東京体育館(テレビ収録、観衆8,500人超満員発表)大会。新日本プロレスが東京体育館で興行を開催するのは76年5月11日、「第3回ワールド・リーグ戦」優勝決定戦、坂口vsペドロ・モラレス戦以来約3年ぶり。私はこの興行は会場で生観戦しています。東京体育館へは初めて行きました。

旗揚げ7周年とあって団体初の「4大タイトルマッチ」を開催しました。猪木の単独エース団体だった新日本プロレスですが、7年で選手層がグンと厚くなりました。

メインイベントは猪木のNWFヘビー級王座にシンが挑戦。試合形式はランバージャック・デスマッチ時間無制限1本勝負。双方のセコンド陣がグルリとリング下を取囲みます。

シンはコブラクロー、凶器攻撃で猪木を苦しめていきましたが、猪木は2日前のレフトフック・デイトン戦で見せたヘッドバットの奇襲で突破口を開き、「弧が小さい」ダブルアーム・スープレックスから足4の字固めで反撃。上田が乱入しようとしましたが新日本プロレス本隊に押さえられてしまいます。

ならばと上田はその包囲網を破ってシンにサーベルを投げました。これを受け取ったシンでしたが猪木はサーベルを摑んだシンの腕を取ってのショルダー式アームブリーカー、吹っ飛ぶサーベル!最後は20分26秒、コーナーポスト最上段からのフライング・ニードロップからの体固めでシンからフォール勝ちし、19度目のタイトル防衛に成功しました。(この項続く)

※観戦チケットをアップ致しました。
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