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2023年07月17日20:35

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ストロング小林さん追悼(446)

79年新日本プロレス「ビッグ・ファイト・シリーズ」開幕戦、2月23日、千葉公園体育館大会の試合の続きです。

セミ前以下の結果、テレビ生中継前は長州力とスタン・スタージャックのシングルマッチ30分1本勝負。スタージャックの試合は殴る、蹴るの単調なラフファイトなのは前回の来日の時テレビで観ていましたが、長州相手にいいところが全然なく8分16秒、サソリ固めにあっさりとギブアップ負けを喫してしまいました。

この試合が終ったのが午後7時55分位で、その後テレビ生中継が始まるまでの間、少しのインターバルを置いて午後8時になってすぐに次のセミ前、グラン浜田&ハン・リー組vsペーロ・アグアヨ&ベビー・フェイス組が始まっています。

まだこの時期我が家にビデオデッキがなく、生中継の興行を観に行ったのは76年8月28日、全日本プロレスの日大講堂大会以来でしたが、中継が始まるまでに「時間調整」があることを初めて知りました。

私が、テレビ生中継を観ずにアクセスの不便な(当日の国鉄千葉駅下車、弁天町方面に徒歩約15分位)千葉公園体育館までわざわざ行ったのは、星野勘太郎&山本小鉄組のヤマハ・ブラザーズにマイティ井上&アニマル浜口のナニワ・ブラザーズ、和製ハイフライヤーズ組が挑戦したIWA世界タッグ選手権試合を観る為でした。

ちなみに、この日テレビ朝日の「ワールドプロレスリング」生中継では「ゴング」編集長、竹内宏介氏が初のゲスト解説として放送席に座っています。

竹内氏は東京12チャンネル「国際プロレスアワー」、日本テレビ「全日本プロレス中継」のゲスト解説はしていましたが、テレ朝登場は初めて。兄貴分の桜井康雄氏がいたことから遠慮していたのかと思います。残念ながらこの時の竹内氏の解説は聞けずに終わりました。

試合前にリング下の横断幕が東京12チャンネル仕様に取り替えられ、2階席最前列に同局の「国際プロレスアワー」の放送席が設置され、この試合のみ東京12チャンネルが収録。(放送は2月25日)実況は杉浦滋男アナウンサー、解説は門馬忠雄(東京スポーツ)、菊池孝(フリーライター)、レフェリーは国際プロレスから遠藤光男。

1本目は11分54秒、浜口がヤマハに捕まり、自軍コーナーでの交互のヒップドロップから、小鉄がダイビング・ボディプレスを決めて体固め。2本目も引き続き浜口がヤマハの連携プレーに翻弄され、鉄柱にぶつけられ額から流血、そこを代わる代わる2人がかりで攻撃するヤマハ。5分6秒、ヤマハの反則負けが取られました。

決勝の3本目も浜口がヤマハに捕まる展開に。小鉄がとどめとばかり浜口をブレーンバスターに担ぎ上げました。するとレフェリーの死角をついた井上がリングインし、ガラ空き状態の小鉄の左脇腹めがけフライング・ショルダータックル、不意を突かれた小鉄は昏倒、すかさず浜口が覆いかぶさって1分21秒、体固め。

2本目が反則ながらも井上&浜口組が2−1で勝利しIWA世界タッグ王座を奪回、1か月ぶりに国際プロレスにベルトをもたらしたました。

ジョニー・マンテルは木戸修を8分58秒、体固めで降しました。ストロング小林はテレビ登場はおろか、この日全9試合のうち、何と第3試合に出場、永源遙とシングルマッチで対戦し、6分51秒、カナディアン・バックブリーカーでギブアップ勝ち。開幕戦でこの冷遇ぶりは酷かったです。

同第2戦、2月24日、埼玉県越谷市体育館(観衆2,300人満員発表)大会。

S小林はこの日はメインイベントに出場、猪木&木戸とのトリオで上田馬之助&マサ齋藤&ジョニー・マンテル組と対戦。1本目は11分20秒、M齋藤がS小林を逆エビ固め、2本目は2分32秒、S小林がM齋藤を体固め、決勝の3本目は4分48秒、猪木がアバラ折り(コブラツイスト)でマンテルを破り、猪木&S小林&木戸組の勝利。

セミファイナルは長州力とタイガー・ジェット・シンのシングルマッチ45分1本勝負で4分19秒、シンがコブラクローで長州を沈めています。

アグアヨ&Bフェイス組はメキシコ遠征の経験を持つ星野&魁勝司(北沢幹之)組と対戦、11分19秒、Bフェイスが魁を体固めで降しました。

藤波辰巳はスタン・スタージャックを8分41秒、逆さ押さえ込みで破り、この日より出場のサイレント・マクニーは坂口征二とシングルマッチで対戦しましたが力の差は歴然としており、4分15秒、逆エビ固めで坂口の完勝に終わっています。

グラン浜田は小林邦昭を6分40秒、ウラカン・ラナでフォールし、ハン・リーは栗栖正伸を7分10秒、エビ固めで破りました。

第3戦、2月25日、埼玉県川越市民体育館(観衆2,500人発表)大会。メインイベントは猪木&藤波&星野組vsシン&上田&スタージャック組が対戦した6人タッグマッチ。シンと上田は仲間割れした前78年9月1日、福島県会津体育館での猪木&藤波&S小林組vsシン&上田&ジンバ・カーン組以来約半年ぶりのタッグ結成。

1本目は17分3秒、日本組の反則勝ち、2本目は3分43秒、猪木がスタージャックをアバラ折り(コブラツイスト)に切って落とし、猪木&藤波&星野組が反則含みながら2−0のストレート勝ちを収めています。

セミファイナルはS小林とM齋藤のシングルマッチ45分1本勝負で12分15秒、両者リングアウトの引き分け。

坂口はJマンテルを8分2秒、片エビ固めで破り、長州はHリーを7分50秒、体固めで撃破。アグアヨ&Bフェイス組は木戸&藤原組と対戦し、11分17秒、Bフェイスが藤原を体固め。浜田はマクニーに6分42秒、ウラカン・ラナでフォール勝ちしました。
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