作:マーシャ・ノーマン 翻訳・演出:小川絵梨子 @風姿花伝 一時間45分 戯曲部門ピュリッツァー賞作品である。他のピュリッツァー賞戯曲にも言える事だが、受賞作品は社会問題(本作では自殺)を扱っている事が必須になっている。戯曲自体に縛りになっていて、手放しに面白い作品となっていない。観客は結末をかなり前に判ってしまい、ガチンコ競演パワーアクト勝負だけを味わうだけになる。
癲癇持ちの娘ジェシー・ケイツ:那須凛…屋根裏に蔵われていた亡父が遺していたピストルを引っ張り出してきた。これから、自殺する為だ。癲癇の為に職に就けず、母セルマの家に出戻った。
母セルマが当座の間生活出来る様に洗濯物を畳んだり買い込んだ菓子を整理する。離婚した旦那セシルとの間に出来た息子リッキーは薬をやる、窃盗をする。兄ダレン(名前うろ覚え)夫婦の電話番号を明記して、自分の自殺後対応手順を母セルマへ言い含める。一番問題なのは那須凛が若すぎて40代母親には見えない。この戯曲に挑戦はもう少し待った方がよかった。此の演出は薬で頭がはっきりしてるので自殺決意したらしいが、出来るOLっぽく見える。
セルフネグレクト気味の老母セルマ…ジェシーの自殺の決心を翻意させようとテレビと編物にしか興味が無かったのに人が変わった様にジェシーの論理の矛盾を突き、条件闘争を繰り広げる。母子女優対決は母に軍配。
定価\6400購価\6400評価\6000F列4番…美術:小倉奈穂…下手台所ダイニングテーブル椅子二脚、中央奥壁ジェシーの部屋への扉、上手奥壁屋根裏へ上がる階段への扉、その前に居間長椅子とテレビ、電話置いてあるサイドボード。
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