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2020年12月18日22:07

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ありがとう!横浜文化体育館(101)

プロレスリング・ノアの19年の横浜文化体育館大会は3月10日の1回のみ。9月には01年の王座設立以来親しまれてきたGHCヘビー級王座のベルトがリニューアルされ、まるで4代目IWGPヘビー級と2代目三冠ヘビー級のベルトを足して2で割ったようなデザインとなりました。

また赤いベルトのGHCナショナル王座が新設されました。その名前通り、「タイトルマッチは日本国内のリングに限る」という制約付きのタイトルでした。

19年下半期のビッグマッチとしては11月2日、両国国技館大会が開催され、5,873人の観客を動員、メインイベントでは清宮海斗が拳王を31分10秒、タイガー・スープレックスホールドで破りリニューアルされたGHCヘビー級王座ベルトを防衛。

新設された初代GHCナショナル王座決定戦は杉浦貴と新日本プロレスを退団したマイケル・エルガンとの間で争われ、ゴツゴツしたぶつかり合いの末、21分35秒、オリンピック予選スラムからの体固めで杉浦が勝ち、初代王者となりました。

1月4日、5日、新日本プロレスが史上初の東京ドーム大会2連戦(03年5月の前夜祭的イベントは除く)を行なった今年20年の年頭、ノアは同じ1月4、5日の日程で後楽園ホール2連戦を実施、興行戦争を仕掛けました。これまでも1月4日に後楽園ホールで興行を開催した団体はありましたが、新日本の東京ドームの試合開始前に興行が終わるようにハシゴ観戦出来るよう配慮されたものでしたが、今回は「ドーム便乗」ではなく裏表興行となりました。

1月4日、後楽園ホールでは潮崎豪が清宮のGHCヘビー級王座に挑戦、27分2秒、ムーンサルト・プレスからの体固めで勝ちベルト移動、潮崎が新王者となりました。

1月29日、リデット・エンターテイメント体制になってから僅か1年の20年1月29日、ノアの全株式を東証一部上場、株式会社サイバーエージェントが取得、サイバーエージェントの100%連結子会社となることが発表されています。

サイバーエージェントは17年9月にも高木三四郎率いるDDTを子会社化しており、約2年半ぶりにプロレス団体を買収。サイバーエージェントがテレビ朝日と展開しているネットテレビ事業「AbemaTV」のコンテンツの一つになった訳です。

記者会見にはサイバーエージェント社長の藤田晋が出席の元、ノアの新体制が発表されました。代表取締役社長にはDDTの「大社長」高木規(三四郎)、取締役副社長には丸藤正道が留任。高木は先に身売りしていた自らが創設したDDTプロレスリング株式会社とノアグローバルエンターテインメントの両方の代表者を兼任、これで、日本のプロレス界はブシロードの新日本プロレスが国内シェア1位、サイバーエージェントグループ傘下のノア、DDT連合がそれを追う図式となりました。

2月に入り国内で感染者が激増した新型コロナウイルスの影響でノアも他団体同様、興行中止を余儀なくされましたが、AbemaTVよる無観客配信試合にシフト、政府による緊急事態宣言が明け、7月から人数制限ながら有観客興行が再開されました。

日テレジータスは2月4日の後楽園ホール大会までは「プロレスリングノアSP」として録画中継していますが、以後の興行中止を受け、特番として直近の試合のリピート放送に高木社長と丸藤副社長の対談等を放送しましたが、ストックがなくなると打ち切りとなり、以後はAbemaTVにシフトしていきました。

今年は記念すべき旗揚げ20周年記念イヤーとなりましたが、コロナ禍もあり大々的な記念興行も行うことが出来ず、ノア最後となる横浜文化体育館大会は当初3月8日に予定されていましたが中止され、8月10日「NOAH20th ANNIVERSARY NOAH The CHRONICLE Vol3」(AbemaTV生中継、観客未発表)として開催されています。

メインイベントはGHCヘビー級王者、潮崎とGHCナショナル王者、拳王のダブル・タイトルマッチ。ナショナル王座は5月4日、無観客配信試合のノア特設アリーナ(所在非公開)でヒールターンした中嶋勝彦が杉浦を破って第2代王者となりましたが、横浜文体大会直前の8月4日、後楽園ホールで拳王が中嶋を破ってタイトル獲得。

試合は60分ノーフォールの時間切れ引き分けとなり共にタイトル防衛に成功しました。

セミファイナルはWRESTLE−1活動休止に伴いフリーとなった武藤敬司が清宮海斗とシングルマッチで対戦、年齢差実に34歳という親子対決となりましたが、27分7秒、武藤が得意の足4の字固めでギブアップ勝ちを収めています。勝った武藤はGHCヘビー級王座奪取へ意欲を見せ、57歳での同王座初戴冠に狙いを定めて来ました。

ノアの前の運営会社だったリデット・エンターテイメント経由で面白い顔ぶれが集まりました。杉浦&桜庭和志(フリー)&ケンドー・カシン(フリー)組とマサ北宮&征矢学(フリー)&稲村愛輝組の6人タッグマッチは15分18秒、桜庭のローリング・アームロックで稲村がギブアップしています。

IPWジュニア・ヘビー級選手権試合、王者HAYATAvs挑戦者原田大輔の一戦は15分16秒、へディック(飛び付き式変形フェイスバスター)から片エビ固めでHAYATAの王座防衛。

丸藤&望月成晃(ドラゴンゲート)&宮本裕向(666)組と中嶋&谷口周平(マイバッハ)&モハメドヨネ組の6人タッグマッチは15分40秒、丸藤が虎王からの片エビ固めでヨネをフォール。 

小峠篤司&大原はじめ&吉岡世紀(フリー)組vs小川良成&鈴木鼓太郎(フリー)&岡田欣也組の6人タッグマッチは11分1秒、飛び付き腕十字固め(エビ固め)でWRESTLE−1活動休止後、ノアに闘いの場を求めて来た吉岡が鼓太郎をフォールする金星。

第1試合、タダスケ&YO−HEY組と拳王率いるユニット「金剛」の仁王(Hi69改め)覇王(佐藤悠紀)組とのタッグマッチは8分13秒、覇王がジャンピング・ニーアタックからのエビ固めでYO−HEYを降し金剛の勝利に終わりました。

9月1日付けでノアグローバルエンターテインメントとDDTプロレスリング、それに歌舞伎町のドロップキック等の経営で知られるDDTの外食事業、DDTフーズの3社を経営統合し、新たに株式会社Cyber Fightが発足しています。(経営陣はそのまま)

12月6日、国立代々木競技場第二体育館大会で翌21年2月12日、ノア単独では実に10年ぶりとなる日本武道館大会の開催が発表されました。暗い話題が多かったノアですが、ようやく追い風が吹いて来たように思います。
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