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2020年06月12日18:47

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読書日記Nо.1272(人生の楽しみは喜怒哀楽の総量で決まる!)

■出口治明「還暦からの底力」2020年5月講談社現代新書

副題は、“歴史・人・旅に学ぶ生き方”

ビジネス界で名を成した方で、その一線を退いてから、現役時代からの
読書に裏打ちされた本に関する仕事をされたり、本をたくさん上梓される
方がおられる。

例えば、日本マイクロソフトの元社長の成毛眞さん。成毛さんは今、
「読みたい本が、きっとみつかる!」というキャッチフレーズのネット
書籍紹介サイト・HONZの代表をされていらっしゃる。

本書の著者の出口治明さんは、日本生命を退職された後、60歳で、ライフネット
生命を立ち上げ、10年後にリタイアして、現在は、大分にある立命館アジア
太平洋大学の学長をされているが、「人類5000年史」や、「哲学と宗教全史」など、
意欲的な本を世に問うておられる。

本に関することだから、私のアンテナにひっかっかっているが、まぁ、その
精力的な活動には、恐れ入るしかない。

本書も、刊行されて、まだ一か月もたたないが、昨日の日経の全5段の新聞広告
によれば、「大反響! たちまち12万部突破!」と売れているらしい。

私もその反響に乗っかって手に取ったクチだが、まぁ、コロナの時代を元気に
生きるパワーを、もらったのかもしれない。

本書の帯のフレーズを紹介。

“人生100年時代をパワフルに行動するための出口流初の人生指南!”
“人生の楽しみは喜怒哀楽の総量で決まる!”
“定年制も敬老の日もいらない”

底力のポイントとして、以下の項目が紹介されていました。

・人生で大切なのは好きなことをする時間
・高齢者は次世代のために生きている
・人生で絶対読むべき6冊の本
・一番の親孝行は「親に楽をさせない」こと
・子どもは18歳を越えたら家から追い出せ
・「数字・ファクト・ロジック」が重要
・長く続いた伝統と慣習は大切にする
・年齢の縛りからは自由になる

いちいちごもっともで、本書は、典型的なビジネス書ではありますが、
まぁ、出口さんのビジネスマンとしての実績が、ビジネスをしている身に
とっては、凄いなと評価できるので、素直に頂戴できました。

論理的には、何を言うかが大事ですが、人間の心情としては、誰が言うかに
影響されてしまうのですね、多分。(汗)
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