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2020年04月12日21:11

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春は誰のためでもなく

4/10(金)、「3密」を回避し、奥山高原に行ってきた。
今回は、その少し手前にあるという「Kナメ神宮」が目的である。
浜松に住んで長いが、その存在自体を知らなかったので、無論初めてである。

当神宮の謂われはよく分からない。看板を読むと、主神はKナメ大神、副神には天照大神がいるし、千手観音もいるので、神道にも仏教にも関係しているのだろうか。
「明治天皇の勅命により継承」とも「二刀流悪因縁切り祈祷」とも書いてある。
まあ、元々信仰のために来た訳ではない、桃と桜がきれいだというので、その時期に合わせて来ただけの事である。
コロナ禍の息苦しさから逃れ、春を感じたいとの思いもあった。

神宮は高原のかなり高い所にあり、その駐車場の前には桃が並んでいる。
これを「源平しだれ桃」と呼ぶのだそうだ。

フォト

1本の幹から、白とピンク、色の違う花が付いている。

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入口脇の生垣の奥にはソメイヨシノが並んでいる。

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拝殿の周囲にも見事な枝垂れ桃、その背景の山の中腹にはソメイヨシノも見える。
青い空には、竜神のような白い雲も沸き立つ。

駐車場の車の中で、行きがけのコンビニで買ったカフェラテを飲みながらパンを食べた。

ここ迄来たので、そのまま山道を車で上り、奥山高原にも行ってみた。
こちらの「昇竜しだれ梅」にはもう花はなかった。
ソメイヨシノはやや盛りを過ぎていたが、レンギョウやオオデマリ、リキュウバイ等が咲き始めていた。
人造の池や滝の水は、春の陽射しにきらめいていた。
池の鯉に餌をやった。たちまちいろんな色のコイが寄ってきた。

客は女性の2人連れとすれ違っただけだった。
外出自粛とはいえ、「3密」の何れとも重ならない高原に、週末も人出はあまり変わらないだろうか。
愛でる人がいなくとも、春は誰のためでもなく季節を過ごしていく。
 
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