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2019年09月28日05:46

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使徒13章

01 さて、アンテオケにある教会には、バルナバ、ニゲルと呼ばれるシメオン、クレネ人ルキオ、領主ヘロデの乳兄弟マナエン、及びサウロなどの預言者や教師がいた。
02 一同が主に礼拝を捧げ、断食をしていると、聖霊が「さあ、バルナバとサウロとを、私の為に聖別して、彼らに授けておいた仕事に当らせなさい」と告げた。
03 そこで一同は、断食と祈とをして、手を二人の上においた後、出発させた。
04 二人は聖霊に送り出されて、セルキヤに下り、そこから舟でクプロに渡った。
05 そしてサラミスに着くと、ユダヤ人の諸会堂で神の言を宣べ始めた。彼らはヨハネを助け手として連れていた。
06 島全体を巡回して、パポスまで行ったところ、そこでユダヤ人の魔術師、バルイエスという偽預言者に出会った。
07 彼は地方総督セルギオ・パウロの所に出入りをしていた。この総督は賢明な人であって、バルナバとサウロとを招いて、神の言を聞こうとした。
08 ところが魔術師エルマ(彼の名は「魔術師」との意)は、総督を信仰からそらそうとして、しきりに二人の邪魔をした。
09 サウロ、またの名はパウロ、は聖霊に満たされ、彼をにらみ付けて
10 言った、「ああ、あらゆる偽りと邪悪とで固まっている悪魔の子よ、全て正しいものの敵よ。主の真っ直ぐな道を曲げる事を止めないのか。
11 見よ、主の御手がおまえの上に及んでいる。おまえは盲目になって、当分、日の光が見えなくなるのだ」。忽ち、霞みと闇とが彼にかかった為、彼は手探りしながら、手を引いてくれる人を捜し回った。
12 総督はこの出来事を見て、主の教にすっかり驚き、そして信じた。
13 パウロとその一行は、パポスから船出して、パンフリヤのペルガに渡った。ここでヨハネは一行から身を引いて、エルサレムに帰ってしまった。
14 しかし二人は、ペルガから更に進んで、ピシデヤのアンテオケに行き、安息日に会堂に入って席に着いた。
15 律法と預言書の朗読があった後、会堂司達が彼らの所に人を遣わして、「兄弟達よ、もし貴方方の内、どなたか、この人々に何か奨励の言葉がありましたら、どうぞお話し下さい」と言わせた。
16 そこでパウロが立ち上がり、手を振りながら言った。「イスラエルの人達、並びに神を敬う方々よ、お聞き下さい。
17 この民イスラエルの神は、私達の先祖を選び、エジプトの地に滞在中、この民を大いなるものとし、御腕を高く差し上げて、彼らをその地から導き出された。
18 そして約四十年に渡って、荒野で彼らを育み、
19 カナンの地では七つの異民族を打ち滅ぼし、その地を彼らに譲り与えられた。
20 それらの事が約四百五十年の年月に渡った。その後、神は裁き人達をお遣わしになり、預言者サムエルの時に及んだ。
21 その時、人々が王を要求したので、神はベニヤミン族の人、キスの子サウロを四十年間、彼らにお遣わしになった。
22 それから神はサウロを退け、ダビデを立てて王とされたが、彼について証をして、『私はエッサイの子ダビデを見つけた。彼は私の心にかなった人で、私の思うところを、悉く実行してくれるであろう』と言われた。
23 神は約束に従って、このダビデの子孫の中から救主イエスをイスラエルに送られたが、
24 その来られる前に、ヨハネがイスラエルの全ての民に悔改めのバプテスマを、予め宣べ伝えていた。
25 ヨハネはその一生の行程を終ろうとするに当って言った、『私は、貴方方が考えているような者ではない。しかし、私の後から来る方がいる。私はその靴を脱がせて上げる値打ちもない』。
26 兄弟達、アブラハムの子孫の方々、並びに皆さんの中の神を敬う人達よ。この救の言葉は私達に送られたのである。
27 エルサレムに住む人々やその指導者達は、イエスを認めずに刑に処し、それによって、安息日毎に読む預言者の言葉が成就した。
28 また、何ら死に当る理由が見いだせなかったのに、ピラトに強要してイエスを殺してしまった。
29 そして、イエスについて書いてある事を、皆成し遂げてから、人々はイエスを木から取り降ろして墓に葬った。
30 しかし、神はイエスを死人の中から、蘇らせたのである。
31 イエスは、ガリラヤからエルサレムへ一緒に上った人達に、幾日もの間現れ、そして、彼らは今や、人々に対してイエスの証人となっている。
32 私達は、神が先祖達に対して成された約束を、ここに宣べ伝えているのである。
33 神は、イエスを蘇らせて、私達子孫にこの約束を、お果しになった。それは詩篇の第二篇にも、『貴方こそは、私の子。今日、私は貴方を生んだ』と書いてある通りである。
34 また、神がイエスを死人の中から蘇らせて、いつまでも朽ち果てる事のないものとされた事については、『私は、ダビデに約束した確かな聖なる祝福を、貴方方に授けよう』と言われた。
35 だから、他の箇所でもこう言っておられる、『貴方の聖者が朽ち果てるような事は、お許しにならないであろう』。
36 事実、ダビデは、その時代の人々に神の御旨に従って仕えたが、やがて眠りにつき、先祖達の中に加えられて、遂に朽ち果ててしまった。
37 しかし、神が蘇らせた方は、朽ち果てる事がなかったのである。
38 だから、兄弟達よ、この事を承知しておくがよい。即ち、このイエスによる罪の赦しの福音が、今や貴方方に宣べ伝えられている。そして、モーセの律法では義とされる事ができなかった全ての事についても、
39 信じる者は漏れなく、イエスによって義とされるのである。
40 だから預言者達の書に書いてある次のような事が、貴方方の身に起らないように気を付けなさい。
41 『見よ、侮る者達よ。驚け、そして滅び去れ。私は、貴方方の時代に一つの事をする。それは、人がどんなに説明して聞かせても、貴方方の到底信じないような事なのである』」。
42 二人が会堂を出る時、人々は次の安息日にも、これと同じ話をしてくれるようにと、しきりに願った。
43 そして集会が終ってからも、大勢のユダヤ人や信心深い改宗者達が、パウロとバルナバとについて来たので、二人は、彼らが引き続き神の恵みに留まっているようにと、説き進めた。
44 次の安息日には、殆ど全市を上げて、神の言を聞きに集まって来た。
45 するとユダヤ人達は、その群衆を見て妬ましく思い、パウロの語る事に口汚く反対した。
46 パウロとバルナバとは大胆に語った、「神の言は、まず、貴方方に語り伝えられなければならなかった。しかし、貴方方はそれを退け、自分自身を永遠の命に相応しからぬ者にしてしまったから、さあ、私達はこれから方向を変えて、異邦人達の方に行くのだ。
47 主は私達に、こう命じておられる、『私は、貴方を立てて異邦人の光とした。貴方が地の果までも救をもたらす為である』」。
48 異邦人達はこれを聞いて喜び、主の御言を褒め称えてやまなかった。そして、永遠の命に与るように定められていた者は、皆信じた。
49 こうして、主の御言はこの地方全体に広まって行った。
50 ところが、ユダヤ人達は、信心深い貴婦人達や町の有力者達を煽動して、パウロとバルナバを迫害させ、二人をその地方から追い出させた。
51 二人は、彼らに向けて足の塵を払い落して、イコニオムへ行った。
52 弟子達は、益々喜びと聖霊とに満たされていた。
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