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2019年09月12日00:00

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ヨハネ19章

01 そこでピラトは、イエスを捕え、鞭で打たせた。
02 兵卒達は、茨で冠を編んで、イエスの頭に被らせ、紫の上着を着せ、
03 それから、その前に進み出て、「ユダヤ人の王、万歳」と言った。そして平手でイエスを打ち続けた。
04 するとピラトは、また出て行ってユダヤ人達に言った、「見よ、私はこの人を貴方方の前に引き出すが、それはこの人に何の罪も見いだせない事を、貴方方に知って貰う為である」。
05 イエスは茨の冠を被り、紫の上着を着たままで外へ出られると、ピラトは彼らに言った、「見よ、この人だ」。
06 祭司長達や下役どもはイエスを見ると、叫んで「十字架に付けよ、十字架に付けよ」と言った。ピラトは彼らに言った、「貴方方が、この人を引き取って十字架に付けるがよい。私は、彼には何の罪も見いだせない」。
07 ユダヤ人達は彼に答えた、「私達には律法があります。その律法によれば、彼は自分を神の子としたのだから、死罪に当る者です」。
08 ピラトがこの言葉を聞いた時、益々恐れ、
09 もう一度官邸に入ってイエスに言った、「貴方は、もともと、どこから来たのか」。しかし、イエスは何の答もなさらなかった。
10 そこでピラトは言った、「何も答えないのか。私には、貴方を許す権威があり、また十字架に付ける権威がある事を、知らないのか」。
11 イエスは答えられた、「貴方は、上から賜わるのでなければ、私に対して何の権威もない。だから、私を貴方に引き渡した者の罪は、もっと大きい」。
12 これを聞いて、ピラトはイエスを許そうと努めた。しかしユダヤ人達が叫んで言った、「もしこの人を許したなら、貴方はカイザルの味方ではありません。自分を王とするものは全て、カイザルに背く者です」。
13 ピラトはこれらの言葉を聞いて、イエスを外へ引き出して行き、敷石(ヘブル語ではガバタ)という場所で裁判の席に着いた。
14 その日は過越の準備の日であって、時は昼の十二時頃であった。ピラトはユダヤ人らに言った、「見よ、これが貴方方の王だ」。
15 すると彼らは叫んだ、「殺せ、殺せ、彼を十字架に付けよ」。ピラトは彼らに言った、「貴方方の王を、私が十字架に付けるのか」。祭司長達は答えた、「私達には、カイザル以外に王はありません」。
16 そこでピラトは、十字架に付けさせる為に、イエスを彼らに引き渡した。彼らはイエスを引き取った。
17 イエスは自ら十字架を背負って、髑髏(ヘブル語ではゴルゴダ)という場所に出て行かれた。
18 彼らはそこで、イエスを十字架に付けた。イエスを真ん中にして、他の二人の者を両側に、イエスと一緒に十字架に付けた。
19 ピラトは罪状書きを書いて、十字架の上に架けさせた。それには「ユダヤ人の王、ナザレのイエス」と書いてあった。
20 イエスが十字架に付けられた場所は都に近かったので、多くのユダヤ人がこの罪状書きを読んだ。それはヘブル、ローマ、ギリシヤの国語で書いてあった。
21 ユダヤ人の祭司長達がピラトに言った、「『ユダヤ人の王』と書かずに、『この人はユダヤ人の王と自称していた』と書いて欲しい」。
22 ピラトは答えた、「私が書いた事は、書いたままにしておけ」。
23 さて、兵卒達はイエスを十字架に付けてから、その上着を取って四つに分け、各々、その一つを取った。また下着を手に取ってみたが、それには縫い目がなく、上の方から全部一つに織ったものであった。
24 そこで彼らは互に言った、「それを裂かないで、誰のものになるか、籤を引こう」。これは、「彼らは互に私の上着を分け合い、私の衣を籤引にした」という聖書が成就する為で、兵卒達はそのようにしたのである。
25 さて、イエスの十字架の側には、イエスの母と、母の姉妹と、クロパの妻マリヤと、マグダラのマリヤとが、佇んでいた。
26 イエスは、その母と愛弟子とが側に立っているのを御覧になって、母に言われた、「婦人よ、御覧なさい。これは貴方の子です」。
27 それからこの弟子に言われた、「御覧なさい。これは貴方の母です」。その時以来、この弟子はイエスの母を自分の家に引き取った。
28 その後、イエスは今や万事が終った事を知って、「私は、渇く」と言われた。それは、聖書が全うされる為であった。
29 そこに、酢い葡萄酒がいっぱい入れてある器がおいてあったので、人々は、この葡萄酒を含ませた海綿をヒソプの茎に結び付けて、イエスの口元に差し出した。
30 すると、イエスはその葡萄酒を受けて、「全てが終った」と言われ、首を垂れて息を引き取られた。
31 さてユダヤ人達は、その日が準備の日であったので、安息日に死体を十字架の上に残しておくまいと、(特にその安息日は大事な日であったから)、ピラトに願って、足を折った上で、死体を取り降ろす事にした。
32 そこで兵卒らが来て、イエスと一緒に十字架に付けられた初めの者と、もう一人の者との足を折った。
33 しかし、彼らがイエスの所に来た時、イエスはもう死んでおられたのを見て、その足を折る事はしなかった。
34 しかし、一人の兵卒が槍でその脇を突き刺すと、すぐ血と水とが流れ出た。
35 それを見た者が証をした。そして、その証は真実である。その人は、自分が真実を語っている事を知っている。それは、貴方方も信ずるようになる為である。
36 これらの事が起ったのは、「その骨は砕かれないであろう」との聖書の言葉が、成就する為である。
37 また聖書の他の所に、「彼らは自分が刺し通した者を見るであろう」とある。
38 その後、ユダヤ人を憚って、密かにイエスの弟子となったアリマタヤのヨセフという人が、イエスの死体を取り降ろしたいと、ピラトに願い出た。ピラトはそれを許したので、彼はイエスの死体を取り降ろしに行った。
39 また、前に、夜、イエスのみもとに行ったニコデモも、没薬と沈香とを混ぜたものを百斤程持ってきた。
40 彼らは、イエスの死体を取り降ろし、ユダヤ人の埋葬の習慣に従って、香料を入れて亜麻布で巻いた。
41 イエスが十字架に架けられた所には、一つの園があり、そこにはまだ誰も葬られた事のない新しい墓があった。
42 その日はユダヤ人の準備の日であったので、その墓が近くにあった為、イエスをそこに納めた。
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