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2018年11月21日22:16

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本を探しに

 昨日、丸亀に行ったのは県内でひとつだけある紀伊国屋書店に、発売日の新書を買いに行くのも目的のひとつだった。もともと紀伊国屋書店は、高松にもあったのだけれど、少し前に撤退している。
 田舎だと入荷が遅れることもあるかもしれないと思ってはいたけれど、メジャーな新書だし、大丈夫だろうと踏んでいたけど、現実は厳しかった。同じ紀伊国屋書店でも、横浜なら発売日前日でも店頭に並んでいたりするものだけれど、まだ未入荷だった。もっとも、県西部では規模的に最も使いやすい本屋さんであるのは確かで、書棚には珍しい専門書もあった。

 そして今日。高松には地元の宮脇書店のほかに、ジュンク堂がある。蔵書の規模は県内でも最大級である。そこでようやくお目当ての新書にめぐり合うことができた。この著者と、学生時代にやたらと語り合ったのも、そういえばジュンク堂だった。日本最大規模のジュンク堂池袋店。政治や歴史に造詣が深く、この人の話についていこうと本を読み漁るようになったのが、いまの生活スタイルを形づくったといっていい。

 この本をパラパラとめくってみても、二十年近く前にジュンク堂内の喫茶室で熱く語っていた言葉の片鱗が見え隠れする。この人は、当時から自分のなかに思想が出来上がっていたのだなと感じる。世の中、すごい人というのはいるものだ。
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