冬の訪れ

　気象情報の数字だけ見ると、そう大きく変化しているようには思わないのだけれど、一昨日の雨が抜けたあと、やはり空気が秋から初冬のそれに変わったように感じる。日曜までは、空も高く雲ひとつない青空が広がっていたのだけれど、今日は晴れはしたものの、北から低い雲が流れてきて、空気もひんやりとしていた。冬の兆候が現れている。

　もっとも、十一月も中旬に入っているわけだから、寒くならないのもかえっておかしい。今年はこれまでそれほど冷え込みも強くなかった割に、ケヤキ、ハナミズキ、イチョウ、モミジ、サクラなどの葉は、すでにあちこち色づいて、散り始めている。これから、もっと紅葉も進むことだろう。

　そうなると、庭掃除もしなければいけない。うちにも、イチョウやモミジ、そしてハゼなど紅葉（黄葉）する木々がある。陽当たりがいいのか、私に似てワンテンポ遅いのか、色づくタイミングが他より遅いのだけれど、北風が吹き始めるこれからは、落ち葉も増えてくる。昔は父や母、兄たちとやっていた落ち葉集めも、一人でするのはなかなかしんどい。