最近購入したCDは2枚ほど。
●ニルス・ゲーゼ (1817-1890、デンマーク)
・ピアノ三重奏のためのノヴェレッテ
・弦楽四重奏曲 ヘ短調
・弦楽五重奏曲 ヘ短調
アンサンブル・ミッドヴェスト (2015、2016、2017録音、cpo)
CPOから出ているアンサンブル・ミッドヴェストによるゲーゼ室内楽集のVol.4である。ノヴェレッテはすでに聴いたことがある曲だが、ヘ短調の弦楽四重奏曲、弦楽五重奏曲はこのCDが初めてである。ゲーゼの室内楽は素敵な作品が多く、このCDに収められている曲も、室内楽の魅力が凝縮したような作品である。ヘ短調の四重奏曲が特に気に入った。冒頭からぐっと引き寄せられ、最後まで素晴らしい音楽に浸ることが出来る。同じヘ短調の五重奏曲も素晴らしく、1楽章のみの曲だが、しみじみと聴き入る作品だ。未聴のゲーゼの室内楽作品はまだあると思うが、このシリーズをコンプリートしていけば聴けるだろう。
●カレヴィ・アホ (1949- 、フィンランド)
・ソプラノ・サクソフォーンと室内管弦楽のための協奏曲
・木管楽器とピアノのための五重奏曲
・ソロI〜ヴァイオリンのための
ヨン・ストゥールゴールズ指揮ラップランド室内管弦楽団
アンデシュ・パウルソン (ソプラノ・サクソフォーン)
ヴァイノ・ヤルカネン (ピアノ)/ラップランド室内管弦楽団員
ヤーコ・クーシスト (ヴァイオリン) (2015/2017録音、BIS)
アホの協奏曲作品で、未聴のCDがあったので購入。ソプラノ・サクソフォーン協奏曲は、序奏のソプラノ・サクソフォーンのソロによるメロディーから印象的だ。幻想的で神秘的でもある3楽章構成の作品である。五重奏曲は、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、ピアノの編成である。4楽章構成の作品で、ピアノと管楽器による室内楽ということもあるのか、なかなか面白く聴ける作品である。「ソロI」は、アホがいろいろな楽器のために書いた一連の独奏曲シリーズの最初の作品で、これは1975年と若い頃の作品。
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