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2018年08月20日23:25

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ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(441)

全日本プロレス入りした元横綱、輪島大士は86年6月のスーパー・パワー・シリーズ終盤戦に特別レフェリーとして来日したパット・オコーナーのコーチをアメリカで受け、サマー・アクション・シリーズ終了後渡米した馬場と合流。

アメリカでの輪島の特訓は日本テレビで放送され、ヘッドロック、相撲タックルといった基本的な技は勿論のこと、「プロレスラーは表情が大事」と表情のトレーニングまでしておりました。

そして練習を見ていた馬場が「ここから先はマスコミはダメ」とマスコミをシャットアウトし、ジムのドアを締めて秘密特訓が行われていますが、これは馬場がシュートの裏技を輪島に伝授したと伝えられています。

8月7日、カンサス州カンサスシティ・メモリアルホールにて輪島は馬場と組んでのデビュー戦を行い、アースクェイク・フェリス、JRホッグ組(恐らく地元のジョバー)と対戦、6分48秒、輪島がホッグを相撲タックルからの体固めに決めてデビュー戦を勝利で飾りました。

また、「サマー・アクション・シリーズ2」が8月16日、後楽園ホール(テレビ当日ディレイ中継、観衆2,800人満員発表)で開幕。

インターナショナル・ヘビー級王者のスタン・ハンセン(後半戦特別参加)、タイガー・ジェット・シン(前半戦特別参加)、テリー・ゴディ(中盤戦より特別参加)、スーパー・メディコ(カルロス・ホセ・エストラーダ)、ジ・インベーダー3号(ジョニー・リベラ)の外国人選手が参加。 

外国人は人数も少なく、ハンセン、シン、ゴディの参戦時期を分けました。メディコ、インベーダー3号はアメリカ人選手よりギャラが低くて済むプエルトリカンでした。このことから、全日本、ジャパン連合は思ったより業績が上がっていなかったことを現しています。

馬場は輪島のデビュー戦の後もアメリカに残り、前半戦は「馬場抜きシリーズ」となりました。この日記を読んでくださっている方は、釈迦に説法かと思いますが、馬場は試合が予め組まれていない場合は欠場扱いとはなりません。

開幕戦のメインイベントは鶴田、天龍組とスーパー・ストロング・マシン、高野俊二組が対戦。12分44秒、天龍が高野俊をパワーボムからのエビ固めでフォール。  

長州、アニマル浜口組はこのシリーズ悪の合体を果たしたシン、キラー・カーン組と対戦、長州がバックドロップでKカーンの巨体を投げつけてフォールの体勢に入りましたが、シンがサーベルを持って乱入、8分52秒、長州組が手痛い反則勝ちとなっております。

初代世界ジュニア・ヘビー級王者、ヒロ斉藤には渕正信が挑戦。この試合、渕が今までにないラフな一面を見せて、椅子を持ち出してH斉藤の脇腹を集中攻撃し15分59秒、反則負けを取られてH斉藤が王座初防衛を果たしました。

8月20日、酒田市体育館(テレビ収録、観衆2,650人発表)のメインイベントでは長州、谷津嘉章組とKカーン、スーパー・ストロング・マシン組が因縁の激突。9分39秒に両チームリングアウトでまたも決着つかず。

鶴田、天龍組はシン、ラッシャー木村組に13分51秒、反則勝ち。

タイガーマスクはメディコを僅か4分16秒、ジャーマン・スープレックスホールドで降しています。

8月29日にはマイミクさんの地元である小牧市ラッキー健康ランド特設リング(観衆2,500人発表)で興行が開催されています。

メインイベントは天龍、サムソン冬木、大熊元司組と長州、谷津、寺西勇組が対戦、12分6秒、長州が大熊にリキラリアットからの体固めでフォール勝ち。

セミファイナルの鶴田、タイガーマスク、石川敬士組vsKカーン、マシン、高野俊組は16分26秒、全日本軍の反則勝ちとなっております。
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