事前に書いた通り、大学時代の文学仲間との恒例の1泊旅行、今年は11/21(火)〜22(水)、茨城県ひたちなか市那珂湊(なかみなと)に出かけた。
この例会で茨城県は初めてである。
いつもより遠くまで行くので、私は、6:30には家を出た。
浜松･東京間のチケットはディスカウントショップで事前に買っておいた、片道7,080円。
バスが渋滞に遭わなかったため、8:11発と考えていたが、1つ前のひかりに乗る事ができた。7:51発、9:10には東京駅に着いてしまう。
メンバーのうち3人が、東京駅から10:23発JR常磐線特急ときわ57号に乗る事になっているので、到着後まだ1時間程ゆとりがある。
いつもは殆ど見ない駅構内の様々なショップを、買い物するでもなくぶらぶらと歩く。
東京駅構内は、行く度に拡がっているような気がする。こんな所にショッピングコーナーがあったかと思う場所に新しい店や通路ができている。いつも急ぎ足で行き過ぎるばかり、眼は開いていても、気付いていないだけかもしれない。
平日でも人は頗る多いが、新しくできた所はまだ認知度が低いのか、がらがらの店もある。
他に、改めて気が付いたのは、構内何ヶ所かにプラスチック製の椅子が設置されたコーナーができたことだ。店舗の客用でなく、明らかに一般公用の場所である。例えば丸の内北口と南口の間の通路、レンガの壁際にずらりと椅子が並び、たくさんの人が腰かけている。
東京駅は高齢者も多いだろうし、また待ち時間を潰さねばならないこともままあるから、善い配慮である。
八重洲口から丸の内口、1階から地階、歩いたり、新店を覘いたり、座ったりしているうちに時刻も迫ってきたので、8番ホームに上った。
しかし、8番ホームには見たことのないお召し列車のような立派でシックな車両が停まっている、黒ガラスで中は窺えない、まさかこれではないな、と。
ホームアナウンスで、今日ときわ57号は臨時に7番に停まる由。
指定席の3号車辺りで、小金井の�掬帖�国分寺のＫ村と浜松の私、3人のおじさんたちはばらばらと集合した。
駅ホームは冷たい風が吹き抜ける。
寒波がくるとの予報で、3人ともたくさん着込んできた。
数分遅れで電車は出発した。
特急ときわは全席指定。特急券付き指定席券は幹事の�掬弔�買っておいてくれた、1,550円。乗車券の1,970円は、各自ICカードで処理する事に。
上野駅経由で、次は柏。
ここから乗車する予定だった習志野のＫ山は、事情があって今回は欠席となった。残念だった。
・・・・・・水戸駅の次が終点の勝田である、11:53。
3人であれこれダベっていると時間が早い。
ここから「ひたちなか海浜鉄道湊線」に乗り継ぐのだが、その前に腹拵え。
ダイヤの都合で選んでいる間もなく、駅ビルの下の店でバタバタと掻き込む。「キッチン･モアナイナ」なる店、意味は不明。週替わりの定番メニューはサラダ付き鶏肉カレー、850円也。
12:40勝田駅発の同線は、中村宏の落書きを施したような1輌のみの小さな電車。
後で聞くと、この車両は全国から中古を集めているらしく、連結ができないのだそうだ。
那珂川の北側を東へ走って河口に出るのだが、少々距離があり、川は見えない。
川の向う、南側は茨城郡大洗町である。
5駅で那珂湊駅着、12:56、350円。
線路はこの先直角に曲がり、海岸に沿って北進、終点は阿字ヶ浦（あじがうら）だ。
(続く)
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