作・演出:前川知大 @シアタートラム
外部プロデュース版関数ドミノの様に前作に大きく手を入れる事無く、やや拍子抜け。僕が観た三演の感動にはほど遠く。三演(2011)から6年経ち、役者陣が多く変わり時の経過を感じさせる。三演では戦争が起こりそうという設定でしたが、本演ではラストで戦争が始まったと明言してます。大きく変わった演出にラストの愛を知った散歩する侵略者窪田しんちゃんはひとりで身悶えする。今回の浜田しんちゃんは愛を知ったら赤子の様に座る鳴海の膝上に顔を伏せる。
此処変えてしまったらTV恋愛ドラマのラストの俗っぽさが出てしまった。
散歩する侵略者に乗っ取られた加瀬真治:浜田信也…三演では窪田道聡がやっていた。浜田しんちゃんはややオーバー気味な演技が感動を邪魔した気がする。
ジャーナリスト元警官桜井:安井順平…三演では浜田信也が演じた。安井はこの手の役は嵌る。高校生天野を乗っ取った侵略者のガイドになる。
医師車田:盛隆二…三演でも同役。関数ドミノでも医師役でした。大学生立花を乗っ取った侵略者のガイドになる。但し高校生天野を乗っ取った侵略者に禁止の概念を盗られる。なんとかメモを駆使して社会生活が出来る。
侵略者に乗っ取られた高校生天野:大窪人衛…三演同役。学生を演らせたらピカ一。
「所有」概念を取られたフリーター丸尾:森下創…三演同役、反資本主義から反戦運動家になる。
しんちゃん妻鳴海:内山慈…三演では伊勢佳世が演じた。
鳴海姉船越明日美:松岡依都美…三演では岩本幸子。しんちゃんに家族の概念を盗られて、鳴海たちに辛く当たる様になる。
明日美夫船越浩紀警官:板垣雄亮…三演では安井順平が演じた。
一家惨殺事件生き残り大学生立花あきら:天野はな…祖母を乗っ取った侵略者は人間の仕組みを知る為あきらの父母を解体して、更に自分祖母の身体を解体し始め、その猟奇殺人事件に出くわした大学生あきらに乗り移った。
丸尾後輩長谷部:栩原楽人…将来に夢を持てない職場の先輩丸尾に共感している。但、反戦運動家になった丸尾に戸惑う。
定価\4800贖価\4500評価\4500…美術:土岐研一…二段八百屋舞台上段急、下段緩水平舞台面との境目に段差幅共に俳優が下半身隠れるほどのひび割れ。舞台縁は破れ痕。其の下に流木いっぱい。木製薄汚れ白い椅子数脚横倒し。木製薄汚れ白いテーブルひとつ。
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