原作:江戸川乱歩 脚色・演出:齋藤雅文
他の乱歩作品から登場人物から援用して、物語を膨らました。其の一寸法師等も含めて全員集合して歌舞伎のダンマリ(画像3)・京劇の擬闘(画像2)もてんこ盛りエンターテイメントでした。三島版黒蜥蜴は一目惚れだが、この新派版では黒蜥蜴が盗んだ宝石(クレオパトラの涙)を狙って一寸法師らが黒蜥蜴を襲ってくるのを明智小五郎が護ってやる。恋のアヴァンチュールのプロセスも明示される。そこでの会話が伏線になり、黒蜥蜴が恐怖美術館(人体剥製)に執着した訳が大団円に明かされる。原作では美男美女を剥製にしていた。というのを転じて、ジツハ黒蜥蜴の家族が剥製であった。岩瀬早苗が攫われたのは黒蜥蜴の姉に似ていたから。やっぱり剥製にするつもりなんですが。
黒蜥蜴:河合雪之丞…胆力のある美人というアンドロギュノス的な女役には女形が合う。
明智小五郎:喜多村緑郎…恰も男装の麗人の様に見えるのが面白い。黒蜥蜴と小五郎がレズビアンカップルに見える耽美。
岩瀬早苗:春本由香…尾上松也の妹さんそうで、古風な顔だちだが華のある感じ。
雨宮潤一:秋山真一郎…興行的にEXILEから起用かな演技面を心配したが、悪くは無かった。
片桐刑事:永島敏行…一幕・二幕冒頭語り役メインなのだが、ちょっと太った銭形警部!
定価\9000購価\2300評価\1200013列10番ど真ん中…美術:平山正太郎…場面ごとに劇場内装とマッチして作る。役者が客席に展開するのが自然。
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