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2017年06月20日15:18

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無理なダイエット法の落とし穴

 もう十年以上前になるけれど、私も一年で20kgほど痩せたことがある。食事制限と一日10km程度のウォーキング・ランニング、そして長風呂をしながら、体重計と睨めっこしていた。
 ただ痩せたいだけなら、摂取カロリーよりも運動量が多ければいい。運動したくなければ、食べる量を減らし、食べたければ運動するというのが基本だ。

 けれども、食べる量を減らすと、基礎代謝も落ちるし、風邪などへの抵抗力も下がる。加えて、運動すればそれだけ食欲も増す。また、ダイエットをはじめても、いきなり体重が大きく変動するわけではない。最初に2kgくらい落ちたように感じるのも、汗をかいたぶんが減っただけで、数日で脂肪がキロ単位で減るということは考えにくい。

 そもそも、1kgの脂肪を燃焼させるには、7000〜8000kcalの熱量が必要である。一日あたりの大人の食事は、だいたい1800〜2000kcal。このうち、人間の生命活動に最低限、必要なカロリーは1500〜1800kcalである。ダイエットの場合、余分に運動するか、食事制限を徹底して、1000kcal分を燃焼させたとしても、1kg体重が減るには一週間かかる計算だ。

 時間当たりの運動量でトップクラスなのは、水泳である。泳ぎは全身の筋肉を使うし、水の中なのでヒザや腰にも負担がかかりにくい。ただ、髪は傷みやすくなるし、プールに行くモチベーション維持にはひと工夫必要になる。
 自転車も、水泳に次いで運動量は多い。これもランニングなどと比べると、ヒザへの負担が少ない。しかし、自転車は事故の危険もあるし、スポーツバイクの購入費など、費用も高くつきやすい。
 ランニングは、最低限シューズとウェアがあればいいから、コストは少なくて済む。けれども上で述べたように、無理をすればヒザなどを悪くすることがあるし、転倒して怪我することもある。
 そして負荷の高い運動は、確かに消費カロリーも大きいのだけれど、疲れやすい。筋肉疲労が重なれば、余計に食事や睡眠が必要にもなってくる。だから毎日、これらの運動で1000kcal以上消費しようとしても、そう長続きするものではない。

 結局のところ、ダイエットも自分の身体に合った方法で、長く無理のないメニューを組むのが一番だといえる。そのためにはまず、一か月や半月で5〜10kg痩せられるみたいな幻想は捨てるべきだろう。仮にそれが出来たとしても、身体への負担は大きいし、リバウンドや病気、ケガなど、のちのち負の影響が出る可能性が高くなる。

 痩せるためのモチベーションを維持するには、私がそうだったように、体重計に乗って記録をつけていくのも一案だ。ただ、体重が減ることを目的としてしまうと、次第にストイックになってしまう。私もそれで必要以上に痩せてしまい、低体温になって冬場、寒くて仕方がなかった。
 むしろ、水泳や自転車そのものを楽しく感じることが、長く続ける否決かもしれない。それもひとつに頼るのではなく、いろいろな運動や、食事の工夫、生活リズムの改善など、組み合わせていけば、身体も鍛えられて健康維持にもつながる。

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痩せない人がやっている運動法・食事法の勘違い
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=77&from=diary&id=4628279
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