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2017年06月19日08:29

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青空広がる6月と取水制限

 事前の予想では、「今年の梅雨は、西日本を中心に雨量が多めで長引く」とあったので、いつも水不足で悩む郷里にとって、今年はそんな心配をしなくて済むと考えていた。梅雨入り宣言も平年より二日遅い6月7日になされ、いよいよ雨のシーズンだなと街のアジサイを眺めながら思ったものだった。

 ところが、それからは晴天の毎日である。雨が降ったのはこの間、一日くらいで、あとは陽射しのまぶしい日々が続いた。空気が乾いているので、蒸し暑さはなく、朝晩はひんやりして心地よい。夏本番もこれくらいなら過ごしやすいのにと思わずにはいられない。もっとも、夏至直前の陽射しは強烈で、半袖で少しいるだけでもウデがじりじり焼けていくのが分かる。

 カラッとした晴れがずっと続いてくれるのは、過ごすぶんにはありがたいのだけれど、ここは四国である。ただでさえ水田などに大量の水が必要なこの時期、雨が降らないとあっという間に干上がってしまう。
 実際、四国の水がめと呼ばれる早明浦ダムの貯水率はみるみる低下し、一週間前まで7割以上あったものが、いまでは5割程度まで落ち込んでいる。平年なら8割以上あってもおかしくなく、6割を切った一昨日、ついに取水制限をすることになった。

 もちろん、取水制限くらいなら慣れっこで、特段騒ぐことでもない。いまのところ水圧も大きな変化を感じない。変わったことといえば、市や県の公用車(軽自動車)に「水を大切にしましょう」というステッカーが貼られ、時候の挨拶に「雨降らないねぇ」と言うくらいだ。

 とはいえ、このまま空梅雨ということになれば、取水制限も次第に強化され、最悪の場合、時間断水が待っている。こうなると、生活に支障が出るのはもちろん、飲食店から工場まで仕事にならない。1994年の渇水は、雨が降らないという理由で夏祭りまで中止になった。そこまでなることはさすがに稀だけれど、起きないこともないのが郷里である。

 週間予報を眺めると、21日(水)から気候も大きく変わるようだ。雨や曇りのマークが続いている。今年の実質的な梅雨入りは、明後日からということになるのだろう。気象庁でも修正が入るかもしれない。
 すでに梅雨明け間近の沖縄では、例年より雨の勢いが強いとのことで、本格的に雨が降るようになれば、大雨になる可能性もある。しとしと小雨が続く梅雨の年もあるけれど、ザーッという雨が降る梅雨になるかもしれない。そして水不足解消になるか。こればかりはお天道様のみが知るばかりだ。

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■水曜の夏至から 梅雨前線本気だします
(日本気象協会 - 06月18日 18:53)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=174&from=diary&id=4626777
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