mixiユーザー(id:2502883)

2017年06月04日17:27

217 view

剣道のニオイ問題

 冬は冬で、冷たい床に裸足で打ち込みをする辛さもあるけれど、真夏日の昼下がりに防具を着込んで二時間も練習するのもまた、きついものがある。防具は、そんな汗が染み込んでいき、独特のニオイを発するようになる。加えて、風通しのいいところに置いておかないと、カビすら生えてくる。

 無臭や除菌に対する一般の意識がそれほど高くなかった四半世紀前ですら、剣道のニオイを何とかしたいと思う若者は多かった。兄は高校に入ってから色気づくようになっていたけど、剣道部所属の彼もまた、このニオイ対策には苦慮していたようだ。男性化粧品みたいなものを塗りたくるものの、それが剣道のニオイと混ざって、かえって近寄りがたい異臭を放っていた。

 ところが、いまでは防具もクリーニングできる時代になったというのは驚きだ。小手のニオイも手に染みつくと、風呂に入って石けんでゴシゴシ洗ってもなかなか取れなかった。それも、専用の手袋が開発され、消臭効果のある繊維も使われるなどして、ずいぶん緩和されたそうだ。時代も変わったものだ。

 剣道人口はどんどん減っており、防具は重く、ニオイもきついとなると、ただでさえ多感な思春期の子供たちは忌避しがちになる。けれども、メーカー側も工夫を重ねていけば、少なくともニオイ問題はある程度クリアできていくのだろう。あのニオイのしない剣道というのもイメージしにくいものがあるけれど、これはこれでいいことなのではないだろうか。

-----

剣道部も無臭を目指す時代 汗とニオイ対策の最前線
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=125&from=diary&id=4604178
7 5

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する