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2017年01月10日23:09

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【音楽】 最近購入したCD

今年最初の日記で「今年は新しいCDの購入を控え目にする」と書いたのに、新年早々いきなり18枚もの新しいCDである。とはいっても、正確に書けば、購入したのは昨年末で、正月休みにじっくり聴くために、全集を2種類購入したのである。結局今日になって、ようやく全部聴き終えたが、本当にじっくり聴くにふさわしいCDであった。


●アントン・ブルックナー (オーストリア、1824-1896)
[1]
 ・交響曲第1番 (ウィーン版)
  ミヒャエル・ギーレン指揮バーデン・バーデン・フライブルク南西ドイツ放送響(2009録音)

[2]
 ・交響曲第2番 (第2稿1877年版)
  ミヒャエル・ギーレン指揮ザールブリュッケン放送響 (1968録音)

[3]
 ・交響曲第3番 (第2稿1 876/1877年版)
  ミヒャエル・ギーレン指揮バーデン・バーデン・フライブルク南西ドイツ放送響(1999録音)

[4]
 ・交響曲第4番 (第1稿1874年版)
  ミヒャエル・ギーレン指揮バーデン・バーデン・フライブルク南西ドイツ放送響(1994録音)

[5]
 ・交響曲第5番 (1878年原典版)
  ミヒャエル・ギーレン指揮バーデン・バーデン・フライブルク南西ドイツ放送響(1988録音)

[6]
 ・交響曲第6番 (1881年原典版)
  ミヒャエル・ギーレン指揮バーデン・バーデン・フライブルク南西ドイツ放送響(2001録音)

[7]
 ・交響曲第7番 (1883年原典版)
  ミヒャエル・ギーレン指揮バーデン・バーデン・フライブルク南西ドイツ放送響(1986録音)

[8]/[9]
 ・交響曲弟8番 (第1稿1887年版)
  ミヒャエル・ギーレン指揮バーデン・バーデン・フライブルク南西ドイツ放送響(2007録音)

[10]
 ・交響曲第9番 (1894年原典版)
  ミヒャエル・ギーレン指揮バーデン・バーデン・フライブルク南西ドイツ放送響(2013録音)

昨年末にブルックナーのネタを日記に書いたこともあり、交響曲をまとめてじっくり聴きたくなった。すでにもっているCDでもいいが、ここは一人の指揮者でまとめて聴きたく、良さそうに思えたギーレンによる全集を新たに購入したものである。聴いてみると、これが素晴らしい演奏で、あまり頻繁に聴いていなかった第1番、第2番あたりの魅力を再認識しただけでなく、第4番などこれまでに聴いたのとは違う新鮮な響きでびっくりだ。版の違いのせいもあるのかもしれないが。後半の番号の大好きな交響曲(7番、8番、9番)も、何度も聴いていながらなんとなく聞き流していたかもしれない部分も改めてじっくりと聴くことができた。というより、それを可能にしたギーレンの指揮ということだろう。これまで聞こえなかった音が聞こえる。第8番のスケルツォ楽章のテンポ! 悠々たる第3楽章! ギーレンのブルックナーは初めてなのだが、この全集はすごい! 初めて聴く曲ではないのに、どれを聴いても新鮮に感じた。


●ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (ドイツ、1770-1827)
[1]
 ・弦楽四重奏曲第1番
 ・弦楽四重奏曲第2番
 ・弦楽四重奏曲第3番
  ブダペスト弦楽四重奏団 (1958録音)

[2]
 ・弦楽四重奏曲第4番
 ・弦楽四重奏曲第5番
 ・弦楽四重奏曲第6番
  ブダペスト弦楽四重奏団 (19582録音)

[3]
 ・弦楽四重奏曲第7番「ラズモフスキー第1番」
 ・弦楽四重奏曲第8番「ラズモフスキー第2番」
  ブダペスト弦楽四重奏団 (1959録音)

[4]
 ・弦楽四重奏曲第9番「ラズモフスキー第3番」
 ・弦楽四重奏曲第10番「ハープ」
  ブダペスト弦楽四重奏団 (1960録音)

[5]
 ・弦楽四重奏曲第11番「セリオーソ」
 ・弦楽四重奏曲第12番
  ブダペスト弦楽四重奏団 (1960/1961録音)

[6]
 ・弦楽四重奏曲第13番
 ・大フーガ
  ブダペスト弦楽四重奏団 (1961録音)

[7]
 ・弦楽四重奏曲第14番
  ブダペスト弦楽四重奏団 (1961録音)

[8]
 ・弦楽四重奏曲第15番
 ・弦楽四重奏曲第16番
  ブダペスト弦楽四重奏団 (1961/1960録音)

昨年購入したブダペストSQのブラームスが大変素晴らしかったので、今回はベートーヴェンを購入したものである。古い録音だが、どれも素晴らしく1曲として駄演がない。もともとベートーヴェンの弦楽四重奏曲は大好きだが、ブダペストSQは、深みのある演奏でじっくりと聴かせてくれる。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲は、前期、中期、後期で雰囲気の違いもあるが、それぞれの良さを、改めてじっくりと聴くことで再認識した次第である。ブダペストSQは、4つの声部がそれぞれの役割を持って、絶妙なアンサンブルを生み出しているのである。第1ヴァイオリンだけが目立ってあとは伴奏というような四重奏団ではない。もしそうなら、ベートーヴェンやブラームスの室内楽には向かないだろう。


18枚のうち1枚たりとも退屈な演奏なし。これは新年早々めでたい。ブルックナーの交響曲全曲とベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲で幕開けとなった今年のCDによる音楽鑑賞。濃い! それにしても、このCDのセット、どちらも1枚あたりの値段は数百円。いいのか、こんなに安くて。
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