久しぶりに歌劇のCDを購入した。
●ミェチスワフ・ヴァインベルク (ポーランド→ソ連、1919-1996)
・歌劇「白痴」
トーマス・ザンデルリンク指揮マンハイム国立劇場管弦楽団
ユハン・トララ、シュテーヴェン・シェシャレク、リュドミラ・スレプニェヴァ、
ブライアン・ボイス、ラース・メラー、バルトシュ・ウルバノヴィチ、
アン=テレサ・メラー、エルジビェータ・アルダム、タマラ・バニェシェヴィチ、他
(2014録音、Pan Classic)
ヴァインベルクのこの作品は、ドストエフスキーの小説「白痴」を歌劇化したものである。冷戦末期の1985年に作曲されたものの、問題作扱いされたらしく陽の目を見なかった。このCDは、21世紀になってようやく世界初演となった公演のライブ盤である。
もともとのドストエフスキーの「白痴」自体が長編小説であり、この歌劇も3時間半におよぶ。ロシア語は全く分からないので、音楽として聴いているだけになるが、聴き応えのある充実したCDだ。ヴァインベルク節も炸裂するが、聴きやすいメロディーも多く、オーケストラの伴奏も美しい。ドストエフスキーの「白痴」は、だいぶ前、学生の頃に翻訳で読んだきりだが、もう一度読んでみようかな。
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