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2016年07月26日22:52

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【特撮】 この不思議な時間の中に入っていくのです

今日は月1回の医者通いの日で早退。夜は時間が十分にあったので、先日の土曜日の続きで、「ウルトラQ」を第13話から第20話まで8本続けてみた。

「ウルトラQ」は制作順と放映順が一致していないため、いろいろなストーリーがランダムに出てくる感じだが、そこが却って飽きさせない要因になっていたのだと思う。

今日観た話は次のとおり。

●第13話「ガラダマ」
 ガラダマとは隕石のこと。ある地方ではそういうらしい。ガラダマから現れたロボット怪獣が、ガラダマ・モンスター、ガラモンである。ふわりふわりと落ちてきた「隕石」を発見した子供たち、ダムの底に沈んだ故郷を懐かしむ女子大生。このあたりは長閑な光景だ。その長閑な光景がガラモンの出現でパニック状態になるが、「隕石」が怪獣を操る電波を発していると分かり、それを遮蔽してあっさりと終了。しかし、これで終わらないのだが...

●第14話「東京氷河期」
 真夏の東京に突然の寒波。ペギラがやってきたのだ。一方、秋田から出稼ぎに出たまま行方が分からなくなっていた父を探すために上京した少年。父は戦時中は名パイロットと言われた男だが、今は宝石泥棒になっていた。子供と再会して「改心」した元パイロットは、ペギラを倒すペギミンHを取りに、「この天候で飛べるのは俺だけだ」と飛行機を奪うようにして飛んでいく。そして、ペギミンHを積んだ爆薬もろともペギラに突っ込み...。父の遺骨をかかえて汽車で秋田に帰る子供の複雑な表情。

●第15話「カネゴンの繭」
 お金が大好きな少年、加根田金男は、ある日怪獣カネゴンになってしまう。ちっとも怖くない怪獣。仲間の子供たちは、なんとかしようと、エサ(=現金)代稼ぎの見世物を企画したり、「お助け教」の教祖にすがったり、子供たちの天敵であるヒゲオヤジ(渡辺文雄)と対決したり。最後は元の人間に戻るが、家に帰ると...。他人のお金を黙って拾ってはいけませんね。

●第16話「ガラモンの逆襲」
 第13話の続編。ガラモンを操る宇宙人が姿を現わす。美形の男性(義那道夫)がトラックを停めて、榛名まで乗せて行ってくれという。このトラックの運転手(沼田曜一)がいい味出し過ぎ、シリーズ最高の脇役。「気まぐれなトラックだぜぇ〜」で乗せた男こそ、ガラモンを操る宇宙人だった。トラック運転手が思わず撃ってしまったピストルで正体を現した宇宙人だが、任務に失敗した宇宙人には処刑が待っていた。

●第17話「1/8計画」
 当時は人口増加が問題になっていたのだな。のちに少子化が問題となるとは予想できなかっただろう。スペースを広くするためには、人間を1/8に縮小すればいい。町も全て縮小すれば、何も変わるところはないはず...。「納税の義務はない」、「好きなことをして暮らせる」、「ひとことでいえば楽園ですね」と、いい話ばかり並べて「モデル地区」の住民募集を進める役所。非人道的だと憤る由利子も、誤って1/8にされてしまう。この世界の住人になったら、「元の世界」とは縁を切るしかない。結局「夢オチ」なのだが、ちょっと不気味な話。

●第18話「虹の卵」
 「たんぽぽ団」のリーダーのピー子、気が強く勝気だが、実は心優しく純粋だという、小学校のクラスに必ずいそうな女の子。「たんぽぽ団」の子供たちも、ピー子の目を盗んでサボったりと、ありがちな光景。「虹の卵」が見つかると願い事がかなうと信じるピー子。見つけた「虹の卵」は実は危険なウランカプセルだったが、足が不自由だった大好きなおばあちゃんが車椅子から立ち上がり、やはりピー子たちの心に中には「虹の卵」はあったのだ。ちょっとほっこりする話だ。

●第19話「2020年の挑戦」
 突然、人間が消失する事件が続発。消去エネルギー源と呼ばれる不思議な液体に触れると消えてしまうのだ。それが、あるき○がい博士が書いた本のとおりに起こっていることに気付く一行。2020年の時間を持つ星に転送されてしまっていたのだ。そのき○がい博士(という言い方が何度も出てくる。今は放送自粛用語)が完成していた光波チャンネルで、無事全員が帰還する。刑事役の柳谷寛が、これまたいい味を出している。そういえば、2020年は4年後だ。そんなに遠い未来ではない。

●第20話「海底原人ラゴン」
 爬虫類から進化した海底原人が式根島に現れる。島には「日本沈没」を予言する科学者が住んでいて、島の人に警告を発しているが誰も本気にしない。ラゴンはあちこち歩き回り、島の人に恐怖を与えるが、音楽が好きという意外な点を発見し、音楽を流したラジオで誘導して逃がすことに成功するも、また現れる。ラゴンは漁師が引き上げた自分の子供を取り戻すために来たことが分かり、ラゴンに手渡す学者の妹の文子(珠めぐみ)。かわいい妹だがいざという時は女は強し、という場面が印象的。結局学者の予言通り島は沈み、島民は全員脱出した。

さて、残りはあと8話。また近いうちに観て書く予定。
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