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2016年05月10日21:34

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【模型】 1960年代の怪獣プラモデル

プラモデルが日本で初めて作られたのは昭和33年らしい。その少しあとに生まれた我々の世代は、まさにプラモデル世代ともいえる訳で、子供の頃にプラモデルを作ったことのない男の子はいないといってもよいだろう。

当時はプラモデルの主たる購買層は子供であった。いい年こいた大人がプラモデルを買って作るのは恥ずかしいような空気があったかもしれない。しかし、現在販売されているプラモデルを見ると、子供には難し過ぎて作れそうもないような、高価で精密なプラモデルだったり、そもそもプロトタイプが、今の子供は知らないし関心もないような1960年代の事物だったり、「いい年こいた大人」をターゲットにしているとしか思えない製品が多いような気がする。

そんな訳で、私自身も、最近になってプラモデル作りが復活してしまったのは、すでに書いたとおりだが、振り返って子供の頃にどういうものを作ったのかを思い出してみると、当時の怪獣ブームの影響もあって、怪獣のプラモデルをたくさん作った記憶がある。ゼンマイを巻けば足が動いて歩くのである。動力がゼンマイというのも時代を感じるが、そんな楽しいプラモデルは今はほとんどないなと思っていたら、1960年代当時に発売されたプラモデルの復刻版が出ていた!

当時の金型をそのまま使い、箱絵や組立説明書も当時のままの印刷だという。つい、買ってしまった。買ったのは、緑商会から発売されていた「宇宙大怪獣ギララ」である。

1960年代当時の金型そのままであるから、現在のプラモデルのようにかみ合わせがビシッとはいかない箇所もあるし、ディティールも大雑把だが、それこそ当時の味わいだ。早速組み立ててみた。小さな子供でも作れるプラモデルである。胴体内にゼンマイを組み込み、胴体を貼り合わせ、手足と頭の触角(?)を付ければ完成だ。目と触角にだけ色を付けた。ゼンマイを巻いてみると、おお!動く!

フォト


映画「宇宙大怪獣ギララ」で見るよりもかわいい怪獣だ。ちなみに映画「宇宙大怪獣ギララ」は、東宝の「ゴジラ」、大映の「ガメラ」に対抗したのか、松竹が唯一製作した、1967年公開の怪獣映画である。火星探検隊が持ち帰った謎の発光体が、地球環境に触れることで巨大化して怪獣となったものである。映画の方はいろいろと突っ込みどころがあるので、別の機会に書くことにしよう。

「ゴジラ」や「モスラ」、あるいは「ガメラ」や「ギャオス」は知っていても、「ギララ」は知らない人も多いだろうな....
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