今日は雨降りだし、平日の精神的疲労もあって、家でのんびりと過ごしていた。
そして、朝から晩まで、先日購入した10枚組のCDを順番に聴いていた。
(といっても、何かをしながらの「ながら聴き」が多いが。)
購入した10枚組のCDの内容は以下のとおりである。
●アレクサンドル・ボロディン (ロシア、1833-1887)
[1] (管弦楽1)
・交響曲第1番
・中央アジアの草原にて
マルク・エルムレル指揮ボリショイ劇場管弦楽団
ロリス・チェクナヴォリアン指揮アルメニア・フィルハーモニー管弦楽団
(1994/1996/.2000録音)
[2] (管弦楽2)
・交響曲第2番
・交響曲第3番
マルク・エルムレル指揮ボリショイ劇場管弦楽団 (2000録音)
[3] (室内楽1)
・弦楽四重奏曲第1番
・ピアノ五重奏曲
モスクワ弦楽四重奏団/アレクサンドル・ムンドイアンツ(ピアノ) (1995録音)
[4] (室内楽2)
・弦楽四重奏曲第2番
・弦楽五重奏曲
・スペイン風セレナード
モスクワ弦楽四重奏団/アレクサンデル・ゴットヘルフ(チェロ) (1995録音)
[5] (室内楽3)
・弦楽六重奏曲
・三重奏曲「どれほど私がお前を悲しませたのか」による変奏曲
・三重奏曲 ト長調
・ピアノ三重奏曲
アレクサンドル・デティソフ(ヴァイオリン)/アレクサンドル・ポロンスキー(ヴァイオリン)
イーゴル・スリガ(ヴィオラ)/アレクサンドル・ボブロフスキー(ヴィオラ)
アレクサンドル・オソキン(チェロ)/アレクサンドル・ゴットヘルフ(チェロ)
モスクワ三重奏団 (1995録音)
[6] (ピアノ曲)
・小組曲
・スケルツォ
・中央アジアの草原にて(4手ピアノ版)
・変化のない主題によるパラフレーズ
・タランテラ ニ長調(4手ピアノ)
・アレグレット 変ニ長調(4手ピアノ)
・スケルツォ ホ長調(4手ピアノ)
・悲しいアダージョ
・ポルカ「エレーヌ」(4手ピアノ)
・【ラヴェル】:ボロディン風に
マルコ・ラペッティ(ピアノ)/ダニエラ・デ・サンティス(ピアノ)/ジャンパオロ・ヌーティ(ピアノ)
(2008録音)
[7] (歌曲)
・美しい乙女は私に愛想をつかした
・友よ私の歌を聞いて
・美しい漁夫の娘
・暁よなぜそんなに早いのか
・眠る王女
・私の歌は毒に満ちている
・海の女王
・間違った音符
・暗い森の歌
・私の涙から
・海
・傲慢
・遥か祖国の岸辺を求めて
・よその家では
・不思議の園
・アラビアの歌
マリアナ・タラソヴァ(メゾソプラノ)/コンスタンティン・プルージュニコフ(テノール)
アンドレイ・スラヴニ(バリトン)/ニコライ・オホートニコフ(バス)
イリナ・モロキナ(チェロ)/ユリ・セロフ(ピアノ) (1995録音)
[8]〜[10] (歌劇)
・歌劇「イーゴリ公」
エミール・チャカロフ指揮ソフィア祝祭管弦楽団/ソフィア国立歌劇合唱団
ボリス・マルティノヴィチ(バリトン)/シュテフカ・エヴシュタティエーヴァ(ソプラノ)
カルディ・カルドフ(テノール)/ニコラ・ギュゼレフ(バス)/ニコライ・ギャウロフ(バス)
アレクサンドリーナ・ミルチェーヴァ(メゾソプラノ)/ミンチョ・ポポフ(テノール)
ストイル・ゲオルギエフ(バス)/アンヘル・ペトコフ(テノール)/エレーナ・シュトヤノーヴァ(ソプラノ)
(1987録音)
(Brilliant、10枚組)
ボロディンは好きな作曲家だが、意外と持っているCDが少なかった。ボロディンの本業は化学者であり、いわば日曜作曲家なので、もともと作品自体が多くないのだが、それだけに「金のために量産する」ようなことはなく、珠玉の作品ばかりだ。未聴だった作品も聴きたいと思っていたが、たまたま店頭に10枚組のCDがあったので、購入した。
もともと大好きな交響曲第2番や、2曲の弦楽四重奏曲の他に、このCDで初めて聴いたピアノ五重奏曲、弦楽五重奏曲や六重奏曲なども、いい感じである。弦楽四重奏曲は有名な第2番もいいけど、どちらかというと第1番の方が好きかな。歌曲集もいずれも初めて聴くが、どこか暗い感じのする曲も多く、独特の雰囲気がある。序曲と「韃靼人の踊り」くらいしか知らなかった歌劇「イーゴリ公」もたっぷりと3時間半聴いた。しかし、やはりハイライトは「韃靼人の踊り」だ。何度聴いても、どうしたらこんなに美しいメロディーが作れるのだろうかと思ってしまう。
CDはちまちまと1枚ずつ探して買うよりも、組物をまとめ買いした方がいいかもしれないな。単品では発売されそうもない曲も聴けるし、1枚あたりの値段もお得だし。
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