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2015年08月31日19:03

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「旅の友」としてのシウマイ弁当

 横浜駅東口に本社があることも関係しているのかもしれないけれど、駅構内や隣接するデパ地下、新横浜駅などで崎陽軒の売店を見ないことはない。そして売れ筋ナンバー1は、やはりシウマイ弁当のようだ。

 崎陽軒がシウマイを販売するようになったのは、1928(昭和3)年だけれども、シウマイ弁当は戦後、1954(昭和29)年に登場する。その頃、横浜駅では女性の販売スタッフ「シウマイ娘」が話題で、当時の小説や映画にも出てくる。シウマイ娘からシウマイ弁当を買って列車に乗り込むというのが、当時の横浜駅では見慣れた光景だったのだろう。

 その後、ホームで駅弁を売り歩くようなスタイルはなくなっていくが、それでもシウマイ弁当を買って電車や新幹線に乗り込む乗客の姿はいまでも多いし、私自身、その一人である。何というか、これを食べながら新幹線に乗らないと、横浜を離れるという実感がわかないからだ。

 また、保存などに適した真空パックのシウマイも開発され、横浜土産のひとつに数えられている。ただ、全国のデパ地下にも置いてあることが少なくないので、せっかく買ってきてもそれが目に入ってがっくり肩を落とした経験も何度かある。逆に言うと、全国的な知名度を獲得した商品であるともいえる。

 けれども、シウマイ弁当を横浜にいるときに買って食べるかというと、どうだろう。私のなかでは「旅の友」という位置づけである。しかしそれでも、日本有数の乗降客を誇る横浜駅の代表的な駅弁なのだから、一日の売り上げも相当なものだろう。早朝やお昼前の駅構内にある売店では、店内に並べられたシウマイ弁当の黄色い包みがどんどん売れていくのをよく目にする。

 神奈川の代表的な駅弁のひとつ。いまも現在も、乗ったばかりの新幹線の車内でシウマイ弁当を広げて食べている人も多いんじゃないだろうか。

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浜っ子のソウルフード・シウマイ弁当
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=159&from=diary&id=3592330
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