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2015年08月20日11:12

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ペットの食事と健康管理

 昔と比べると、飼い犬の平均寿命も伸びているという。最大の理由は、医療の発達と食生活の安定だろう。ペットフードが普及する前、彼らは人間と同じものを食べていた。そのなかには、人間には栄養となっても、犬には毒になるようなものも少なくなかった。特に玉ねぎなどは危険である。また、人間の食事だと塩分過多にもなりやすい。

 しかし一方で、食生活が豊かになり過ぎ、おまけに運動不足になって肥満や、それに伴う病気になる犬も増えてきている。人間も医療と食事の改善で、平均寿命は大きく伸びた。けれども、それゆえに生活習慣病は増えつつあり、死因もがんの割合が増加傾向にある。

 言葉による意思疎通ができる人間と比べて、犬はそれが分かりにくい。体調が悪そうだと動物病院に連れて行ったときは、病気が進行して手遅れということも少なくない。そういう意味では、人間以上に日々の生活、食事と運動、健康管理に配慮しなければいけないのかもしれない。

 ただ、これも人間の医療にありがちなことではあるのだけれど、真新しいもの、理屈ではそれっぽく映るものが必ずしも医学的に効果があるとは限らない。人間でも「がんには○○が効く」とか、「○○を服用したら20kg痩せた」とか、わけの分からない話はたくさんある。

 ペットの世界もそうした話はたくさん転がっているのではないだろうか。でもだからこそ、しっかりしたデータに基づいた食品や治療方法などが求められる。繰り返すように、彼らはうまく人間に意思を伝えることができない。ペットが愛する家族ならば、自分が彼らの目となり、耳となり、声の代わりになって彼らの健康を気づかってあげなければいけないだろう。

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■犬のがん防ぐドッグフードを開発へ 岐阜大
(朝日新聞デジタル - 08月20日 00:40)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3574344
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