mixiユーザー(id:2502883)

2015年08月18日11:27

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お祭りのスマホシャッター音は無粋?

 花火大会や夏祭りの季節は、直接そこに出向いていなくても、mixiやFacebook、Twitter、lineなどで次々にその様子が投稿されてくる。なかには現場の雰囲気も感じられるような画像や動画も見られて、なかなか興味深い。

 一方で、そうした「現場」では自分の目で見物するよりも、スマホの画面越しに撮影のタイミングを計る人たちの姿がやたらと目につくようになった。そしてあちこちで聞こえてくるシャッター音。夏の夜空を彩る花火の轟音、盆踊りのお囃子とは異質なそれは、祭りそのものを楽しもうという人たちにとっては無粋の極みと映るかもしれない。

 夏の思い出を記録したいという気持ちはよく分かる。フィルムカメラの時代だって、写真を撮る人は多かったし、デジカメが普及してからその数はさらに増えた。ただ、どんなにハイテクになっても、技巧を凝らしても、その場の臨場感に勝るものはない。おお、花火があがった、スマホで撮ってみようといってシャッターを押したときのコレジャナイ感は誰しも経験したことがあるだろう。

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 かく言う私も、この夏に遠くに打ちあがる花火を見て、スマホを掲げた一人だった。近くからも同じようなタイミングでシャッター音が聞こえた。しかしそれをやると、実際の花火の美しさに見入るよりも、ディスプレイを眺めながらタイミングを計ることに意識が向いてしまって、我ながら興ざめだなと思った。

 同じようなことは、たとえば観光地や有名店の料理を前にしたときにもある。それも慣れてくれば何とも思わなくなるのだろうか。あるいは、思い出は自分の目や耳で味わうものだと粋がってみせるほうがいいのだろうか。
 程度の問題ということもあるけど、花火やお祭り、秋の運動会などに腕をあげて被写体を追いかける人々の姿は当分、なくなりそうにない。

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http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=3570120
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