半年前に、「春物はいつ着ればいいか」という、きわめてどうでもいい考察をした。そして真夏の暑さがひと段落したいま、考えるべきは「秋物はいつ着ればいいか」という、やはりどうでもいい問題である。
春物に替えるタイミングとしては、「正月(新春だから)」「立春(暦の上では春だから)」「バレンタインデー後(バレンタインは何となく冬のイベントというイメージだから)」「三月から(無難なところで)」という四つの説を示した。春物至上主義的過激なところから、穏健なものまでそろえたけれど、三月を過ぎてもまだ寒ければコートも着るし、結局は気温次第というところもある。
一方、秋物については、「立秋説」「お盆過ぎ説」「九月説」「秋分説」「十月説」をそれぞれ提唱したい。とはいえ、立秋の頃(だいたい8月7〜8日)に長袖を着たら、熱中症で倒れるし、暑さが少し和らぐお盆明けでも無茶な装いなのは言うまでもない。やはり秋分〜十月あたりの涼しい日くらいから、少しずつ装いを替えていくのが原理主義に囚われないデキる大人のあり方というものだろう。
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しかし、初夏から盛夏までの鮮やかな色の服装を、お盆以降の晩夏、初秋に着続けていいのかというのは別問題である。ここで私は、五月中旬からお盆までを「夏1」、お盆からお彼岸あたりまでを「夏2」と、夏服を二つに分類することを新たに提案したい。
つまり、お盆からの服装は、緑やオレンジも、淡いものから濃いものに替えて、秋物を先取りしたような色づかいにしたらいいということだ。ただ、こうした色合いの服装は夏のセール後に出てくるので、安く手に入れるのであればアウトレットや冬のセールで購入しておくことをオススメしたい。みんなが目先の服装を手に入れようと躍起になっているぶん、こうした商品は質がよくても残りやすい。50%OFFセールのときなど、特にねらい目である。…ええと、何の話でしたっけ?
以上、「秋物はいつ着ればいいか」という考察のはずが、結論としては「まだ暑いから夏物が無難。ただし色遣いは季節を先取り」という、特に新鮮味の感じられないものとなってしまった。
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「春物はいつ着ればいいか」(2015年2月23日)
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