鎌倉といえば、鶴岡八幡宮を中心に町が広がっているように見える。大晦日の今日、午後に鎌倉へ向かった。年が明けると参拝客で境内はごった返すのだけれど、大晦日は意外と人も少なく、横浜と違ってお店も早く閉まる。
大晦日の夜といえば、お寺で除夜の鐘が鳴らされる。それと同じように神社でも除夜祭というのがある。鐘の音ひとつひとつで人間の煩悩を払うのと同じく、その年の穢れを清めるための儀式がそれだ。
昔は、大晦日の日暮れをもって、その年の終わりとされた。初日の出が年明けの象徴であるように、大晦日の日暮れもそのように扱われていたのだろう。除夜祭も日暮れとともにはじまる。
鎌倉に出向いたのは、鶴岡八幡宮の除夜祭に合わせようとするためだった。去年、たまたま除夜祭に出くわしたので今年もと思ったのだけれど、少しタイミングがずれていたらしい。
それでも一年の最後の日にお参りに行けたのはよかった。けじめのない毎日を送ってきたけれど、とりあえず一年を締めくくることができたのだから。来る年も良いものにしていこう。
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