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2014年12月23日16:24

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限定販売と記念品

 東京駅百周年の記念すべき日に、その駅には記念Suicaを求めて長蛇の列ができていた。限定品に人が集まるのは理解できないことではないものの、お祝い行事に水を差すような出来事であったことには違いない。

 もちろん、JR東日本側に見通しの甘さがあったことも否めない。一枚2000円で購入できる限定Suicaならば、ちょっと欲しいかなと思う人がたくさんいても不思議ではない。ただ、そうして手に入れたものがネットオークションでたちまち売りさばかれる様子は、あまり気持ちのいいものではない。

 そうした混乱を受けて、希望者全員に販売するように決めたJR東日本の対応は、悪くなかったように思う。日本の顔ともいえる駅の記念なのだから、みんなでお祝いできたほうがいい。それにこの騒動で、記念Suicaの存在を知った人も多いのではないか。売り上げも伸びる気がする。

 モノが売れない時代に、消費者の関心をいかに惹きつけるか。限定商法はその一つのやり方であるに違いない。昔から、記念貨幣やテレカは関心を集めてきたものだったけれど、それが一部の人たちだけでなく、一般にも広がってきているような気がする。JR東日本の「誤算」もそこを見誤った結果なのかもしれない。

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■東京駅Suica、受け付けは来年1月下旬から2週間
(朝日新聞デジタル - 12月22日 17:37)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3197053
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