mixiユーザー(id:60260068)

2014年12月14日19:11

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徒然「猿の夢」


私はもしかすると、
想像力が豊かであるばかりに
ボスになろうとしてボスの威嚇の凄さの前に縮こまり
ボコボコにされ群を追いだされた弱っちい猿で、
以前想像したものとは全く違うみじめな己の不甲斐なさに気づき
ジャングルのはずれにあるサバンナを流れる川で入水自殺を図ろうとして飛び込んだ時
溺れる猿の私を見つけ網で捕獲した後ジープを運転してトランシーバーで話している人間の姿に憧れて
夢うつつの状態で自分が人間だったらという想像からスライドし
夢の中で私の人生を生き始め、
数十年の長い間実体の無い時間をさまよっているのかもしれない。
だとすると、
私が一時期猿の置物収集にハマっていたことや
小さい頃お面を怖がっていたこと
知らない人と接することを恐れていたこと
登り棒や鉄棒や宙返りなどが得意だったこと
申年生まれであることなどに説明がつく。
私が本当はやはり人間であるのだということを証明できる者はいない。



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