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2014年11月03日22:32

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詩『破裂』(しばり詩第三段・怒り)


手も足も突撃を欲しているが
脳天から送られる信号のために
沸騰するカタマリが
釜の壁を激しく鳴らしている
振動は見破られているが
扉を開けるわけにはいかない
破裂しそうな壁を鎖でしばりつけ
一瞬で気化する氷を噛みしめながら
頑強な箱へと向かう
視界のすべてにヒビが入っている
たった今マスキングした場所で
一気に壁を破壊する
粉々になった破片ははねかえり
落ちた足元で
鋭角に刺さっている




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http://mixi.jp/view_community.pl?id=669078
(怒りに関する言葉を使わずに怒りを表現する)
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