■獺狐余話(13)　/　「素数ゼミ」の話(1)

●2014年08月19日（火）　　未明

　▼「やあ、キツネくん。
　　　なつかしいねー。

　　　同じ家にいても、こうやって、公開で
　　　直接、きみと話すの何か月ぶりなんだろう」



　　「ナラトさんも、そう思いますか？
　　　オレ、久々に『獺狐余話』を書くにあたって、前回は
　　　いつだったか調べたんです。

　　　すると、2014年02月05日、獺狐余話(12)「『時間軸』の話」
　　　というのが最後で、実に半年ぶりなんです・・。
　　　びっくりしました、もう、そんなに経ったのかって・・・」


　
　　「今年の２月頃までは、
　　　ナラトさんが、日記として『順不同』と、メモとして『獺祭備忘』を書いて、
　　　オレが、『狐思庵日乗』という日記と、ナラトさんとのおしゃべりの『獺狐余話』を
　　　書いとったんです・・・」



　　「ああ、そうだったね、そんな分担でミクシイ書いてたね・・。
　　　私がそのあと、平生釟三郎のことを調べ出して、タイトルに
　　　『順不同』や『獺祭備忘』と冠するのが、ちょっとそぐわなくなって、
　　　それで、４つのシリーズみたいなスタイルが崩れた・・、って
　　　ことなんだが・・・」



　▼「ええ、そうなんです。
　　　過ぎてしまうと、みんな忘れますよねー・・・」


　　「ちなみに、今年のミクシイに書いた事、タイトルを『目次』風に
　　　並べると、こんな感じになるんですが・・、
　　　ナラトさん、覚えてますか・・・？」


　　　　２０１４年０１月　　naratoの「日記」(2014年01月31日-2014年01月03日)
　　　　２０１４年０１月　　naratoの「日記」(2014年01月03日-2014年01月01日)
　　　　２０１４年０２月　　naratoの「日記」(2014年02月28日-2014年02月07日)
　　　　２０１４年０２月　　naratoの「日記」(2014年02月06日-2014年02月01日)
　　　　２０１４年０３月　　naratoの「日記」(2014年03月31日-2014年03月12日)
　　　　２０１４年０３月　　naratoの「日記」(2014年03月11日-2014年03月02日)
　　　　２０１４年０４月　　naratoの「日記」(2014年04月30日-2014年04月01日)
　　　　２０１４年０５月　　naratoの「日記」(2014年05月28日-2014年05月01日)
　　　　２０１４年０６月　　naratoの「日記」(2014年06月30日-2014年06月01日)
　　　　２０１４年０７月　　naratoの「日記」(2014年07月31日-2014年07月15日)
　　　　２０１４年０７月　　naratoの「日記」(2014年07月14日-2014年07月01日)
　　　　２０１４年０８月　　naratoの「日記」(2014年08月19日-2014年08月03日)
　　　　２０１４年０８月　　naratoの「日記」(2014年08月02日-2014年08月01日)




　▼「キツネくん。
　　　ほんとに、時の過ぎ行く早さって、
　　　忘れることが、どんどん多くなるにしたがって
　　　その分、早くなる・・・、そんな感じだねー。

　　　でも、キツネくん。
　　　この間、きみには実にお世話になって
　　　感謝しているよ。


　　　先月、７月２２日に、きみが突然やってきて、
　　　すぐさま、その日に、『狐思庵日乗(17)「去る者、日々に疎し」』を書いて以来、
　　　きのうの、『狐思庵日乗(60)「飯待つ間(6)」』まで、
　　　この『日記』をきみにお願いしてから約１か月間、
　　　私は裏方で、いろいろ片付けものをしてたんだが、
　　　ほんと、きみには、ずいぶん、助かったよ！」




　▼「いえいえ、そんなにお礼ゆわれると、
　　　オレ、恐縮しちまいます・・・」



　　「いや、ほんとうに、きみの言うとおり
　　　頭の中が整理できて、すっきりした感じなんだ。

　　　これも、ひとえに、きみのお蔭だよ！」



　　「まぁ、ちょつとでもナラトさんの役に立っているのなら、
　　　オレとしても、うれしいです・・」



　　「こんな事、話していて、キツネくん、
　　　きみの言ってた『素数ゼミ』の件、僕もあれから
　　　少し調べた事があるんだ・・・」


　　「『素数ゼミ』の事、ナラトさんが日記に書いたの、
　　　もう、随分、前の事だから、えーと、９年前ですね・・、
　　　だから、その後、学会の見解というか、
　　　セミやっている人の意見なんかも、ずいぶんと
　　　あったんじゃないですか・・・。」


　　「そ、そうなんたよ。キツネくん。
　　　きみの言うとおりなんだよ。

　　　あの『本』を書いた、静岡大学の吉村仁(よしむら・じん)教授と
　　　ちがった考え方をしている人もいるんだ・・・」




　▼「へえーっ、そうなんですか！
　　　やっぱ、学問も日々進化しとるんですねー」


　　「いや、進歩かどうかわからないが、吉村先生が『素数ゼミ』という
　　　考え方を『アメリカン・ナチュラリスト』という雑誌に発表してから、
　　　にわかに、この『素数ゼミ』に注目が集まったんだ！」




　　　　
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